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ブラ青木(2):金沢中心市街地を通る活断層が動いたら?

2017年07月04日 | 地質・地形・地球科学
震度は6強から7が想定されています。

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青木先生(金沢大学・地域創造学類)と金沢市街地の巡検、後半レポートです。
香林坊をスタートし、金沢城公園から石川門の下をくぐり白鳥路を通って浅野川へ。
浅野川の畔には重要伝統的建造群保存地区に指定されている、主計町(かずえまち)。


2008年の浅野川水害では床上浸水の被害を受けた地区です。
そして、こんな路地が入り組んでいます。

もし火災が発生したら?
(残念ながらシュミレーションでは火の海になるとのこと…)

青木先生について歩きます。
人気の観光スポット「近江町市場」を通り抜け、武蔵が辻交差点へ。

緑のタクシーが左折しようとしています。
この先は、ゆるい下り坂。
実はこれが「森本・富樫断層」が地表に現れているラインです。

およそ2千年周期で活動すると考えられている活断層。
金沢の中心市街地を北北東-南南西に26km、貫いている活断層。
これが動けばマグニチュード7.2程度の直下型地震が発生。


シルバー色の車の向こう側の段差は、ズバリ活断層ライン。


この坂道も、同様です。

森本・富樫断層の活動周期は、およそ2千年。
前回の活動(つまり地震)から既に2千年が過ぎているので、『そろそろ』です。

「地震が発生したら最も近い想定は、神戸です」

青木先生の言葉に、火の海になった金沢を想像し、ゾ~とした私。


指定の避難所。しかしまさにこの地を、森本・富樫断層が通っています。
はたして避難所として責務を果たすことができるのか‥??

防災と減災について、考えさせられました。

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