金沢大学の青木先生と金沢城を地学巡検。
***
金沢大学地域創造学類の青木先生。
専門の自然地理学の観点から、地域の特性と秘密を解き明かしてくださいます。
本日は金沢城を巡る旅です。
出発は金沢一番の繁華街片町交差点。こんなレリーフがあります。
「金沢は犀川と浅野川に挟まれた河岸段丘に立地する町であり、段丘面の末端に金沢城が作られているのです」
テクテク歩いて金沢城公園へ。
見事な石垣。
近くの戸室山から切り出されて運ばれた安山岩です。
「石垣が積まれている面は犀川による段丘崖」
「この崖は洪水時に作らたもの。洪水のお蔭で急斜面が作られ、敵の攻撃から守ったのです」
金沢の観光シンボル石川門。
向かいの兼六園との間には、段丘面を人工的に掘った堀切があります。
青木先生の説明によると、金沢城は4方向が崖で護られています。
その崖とは、
①犀川の段丘崖 ②浅野川の段丘崖 ③人工の堀切 ④活断層
「天然の崖により3方向を囲まれた金沢城。唯一の弱点が段丘面方向でした」
「そこで前田利家は段丘面を人工的に深く掘りきり、同じ段丘面にある兼六園との間に橋をかけ石川門を設置」
「非常時には橋を落とすことで城を護ることにしたのです」
観光スポットになっている「白鳥路」は②の浅野川の段丘崖。
ここには河川堆積物の円礫があります。
つまりここも、浅野川の洪水によって形成された崖ということです。
では、④の活断層とは‥?
(明日に続きます)
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金沢大学地域創造学類の青木先生。
専門の自然地理学の観点から、地域の特性と秘密を解き明かしてくださいます。
本日は金沢城を巡る旅です。
出発は金沢一番の繁華街片町交差点。こんなレリーフがあります。
「金沢は犀川と浅野川に挟まれた河岸段丘に立地する町であり、段丘面の末端に金沢城が作られているのです」
テクテク歩いて金沢城公園へ。
見事な石垣。
近くの戸室山から切り出されて運ばれた安山岩です。
「石垣が積まれている面は犀川による段丘崖」
「この崖は洪水時に作らたもの。洪水のお蔭で急斜面が作られ、敵の攻撃から守ったのです」
金沢の観光シンボル石川門。
向かいの兼六園との間には、段丘面を人工的に掘った堀切があります。
青木先生の説明によると、金沢城は4方向が崖で護られています。
その崖とは、
①犀川の段丘崖 ②浅野川の段丘崖 ③人工の堀切 ④活断層
「天然の崖により3方向を囲まれた金沢城。唯一の弱点が段丘面方向でした」
「そこで前田利家は段丘面を人工的に深く掘りきり、同じ段丘面にある兼六園との間に橋をかけ石川門を設置」
「非常時には橋を落とすことで城を護ることにしたのです」
観光スポットになっている「白鳥路」は②の浅野川の段丘崖。
ここには河川堆積物の円礫があります。
つまりここも、浅野川の洪水によって形成された崖ということです。
では、④の活断層とは‥?
(明日に続きます)