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飛騨地方での群発地震

2014年05月06日 | 地質・地形・地球科学
平成26年5月3~5日は、岐阜県飛騨地方の栃尾地区で地震が頻発しました。
気象庁の発表によると、5月3日10時2分発生、マグニチュード4.3震度3を皮切りに、
・5月3日 震度3:6回、震度2:6回、震度1:14回
・5月4日 震度3:1回、震度1:2回
・5月5日 震度2:1回、震度1:1回

実に有感地震が31回も発生しました。
震央はいずれも飛騨地方栃尾地区で、震源の深さはごく浅い直下型です。

この3日間、私はまさにこの地域にいました。
最初の地震の発生時、ウォ~~という地鳴りを聞き、大規模な雪崩が発生したのかと思いました。
その直後、谷ではガラガラガラ‥とがけ崩れの音。
その後は歩きながらも揺れを何度も感じました。

自分が登るルートは尾根ルートであるため、地震の影響はないと判断して登山を続けましたが、谷沿いを歩いていた登山者はヒヤリとさせられたことと思います。

今回の群発地震の原因は、何でしょうか?

京都大学が上宝に地震観測点を持っており、この地方に関しての論文や報告も発表されています。
しかし栃尾より奥の山岳地域は焼岳を除いて観測点がなく、地震発生のメカニズムは究明しがたいようです。

(冒頭図の出典:気象庁)

2 コメント

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Unknown (Pearsword)
2014-05-06 19:02:51
地学にも、とんと疎い無学な僕ですが、群発地震が起きたというのは、そのあたりの地層が不安定ということなのですか? 富山に近いので、とても気になります。
 しかし、Repuさんも無事、山から戻ってこられてなによりでした。涸沢岳の記事、とても面白かったです。しかし、一方では、どうしても不幸に遭う人たちが後を絶たないのは、残念なことです。
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Pearswordさんへ (Repu)
2014-05-06 20:39:15
飛騨地方は跡津川断層、根尾谷断層はじめ、一級の活断層が数多くあります。見つかっていないもあるはず。それらのひとつが活動したものではないのかな~。
昨日の涸沢岳での事故、本当に痛ましい。前途有望な若いお二人の命が失われたのですから‥。
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