先週の日曜日、当初の予定では谷川岳だったのが雨予報とのこと。
急遽、晴れそうな御在所へ変更しました。
前尾根は登ったことがあるので、今回は中尾根へチャレンジすることに。
(しかしこれが間違い。私の能力を遥かに超えていました‥‥)
金沢を夕方出発し、現地で前夜泊。
朝焼けの美しい伊勢湾を眺めながら、出発の準備ができました。
鈴鹿スカイラインから御在所岳裏登山道に入ります。数年前の土石流の爪あともまだ痛々しい。
ここでケルンを積むノルベルトさん。
今日もどうぞよろしくお願いします。
北谷から藤内沢沿いに上がり、一の壁へ。
アプローチは参考にしたガイドブックによって異なり、
・「日本マルチピッチ」(菊地敏之)では、一の壁の基部から右に行く
・「日本の岩場100(東海・関西)」では、1ルンゼ右またからガリーを上がる
現地で私たちは混乱。トポ図に出ているようルートが見つからないのです。
(後で知りましたが、中尾根はアプローチが分かりにくいとのこと。)
迷いつつも尾根へ取り付きへ。そこはP4展望台への2ピッチ目「展望クラック5.10a」のようでした。
ここは途中木登りをして(上手な人は登らないのかな?)壁へ移り、クラックをハンドジャムでビレイ点へ。
P4展望台はこんな感じ。
P4からクライムダウンして、P3ツルムへ「ツルムクラック5.10a」で登ることにしました。
しかしこれが厳しそう。ノルベルトさんは、カムを効かせながらジリジリ上がって行きました。
さて私の番。ところがこれが本当に厳しい~。
粗い花崗岩のクラックに手を突っ込みハンドジャム。手が血だらけに。いたた‥‥。
テーピングしておくべきだったと後悔。
(P3へはもっと易しい5級ルートがあると、後で知りました。
しかし易しくても5級、しかもナチュプロ!)
そしてP2へは2ピッチ。
1P目、トポ図に4級ルートがあるので、せめてここでリードしようと思っていたのですが、下部が崩落して登れません。
そこで右側のルート5.10bを登りました。出だしのハングはスリングアブミでなんとか乗り越え、あとはクラックが走るフェース。
2P目は易しいかと思ったら、最後が微妙なバランスが必要でした。
全体を上から見たところ。
P1へはクラックルート、しかし濡れていたので今回はパスすることにしました。
懸垂3Pで取り付きに戻り、まだ時間があったので一の壁。ここで私はリードの練習2本。
午後3時過ぎには一の壁を出発して車まで戻り、湯ノ山温泉で血がにじんだ手をほぐして、一路石川県へ。
私の能力の120%を振り絞った感の1日、でもとても思い出に残るクライミングをすることができました。
ノルベルトさん、ありがとうございました。
(いつの日か、ツルベで登れるように修業します!)
急遽、晴れそうな御在所へ変更しました。
前尾根は登ったことがあるので、今回は中尾根へチャレンジすることに。
(しかしこれが間違い。私の能力を遥かに超えていました‥‥)
金沢を夕方出発し、現地で前夜泊。
朝焼けの美しい伊勢湾を眺めながら、出発の準備ができました。
鈴鹿スカイラインから御在所岳裏登山道に入ります。数年前の土石流の爪あともまだ痛々しい。
ここでケルンを積むノルベルトさん。
今日もどうぞよろしくお願いします。
北谷から藤内沢沿いに上がり、一の壁へ。
アプローチは参考にしたガイドブックによって異なり、
・「日本マルチピッチ」(菊地敏之)では、一の壁の基部から右に行く
・「日本の岩場100(東海・関西)」では、1ルンゼ右またからガリーを上がる
現地で私たちは混乱。トポ図に出ているようルートが見つからないのです。
(後で知りましたが、中尾根はアプローチが分かりにくいとのこと。)
迷いつつも尾根へ取り付きへ。そこはP4展望台への2ピッチ目「展望クラック5.10a」のようでした。
ここは途中木登りをして(上手な人は登らないのかな?)壁へ移り、クラックをハンドジャムでビレイ点へ。
P4展望台はこんな感じ。
P4からクライムダウンして、P3ツルムへ「ツルムクラック5.10a」で登ることにしました。
しかしこれが厳しそう。ノルベルトさんは、カムを効かせながらジリジリ上がって行きました。
さて私の番。ところがこれが本当に厳しい~。
粗い花崗岩のクラックに手を突っ込みハンドジャム。手が血だらけに。いたた‥‥。
テーピングしておくべきだったと後悔。
(P3へはもっと易しい5級ルートがあると、後で知りました。
しかし易しくても5級、しかもナチュプロ!)
そしてP2へは2ピッチ。
1P目、トポ図に4級ルートがあるので、せめてここでリードしようと思っていたのですが、下部が崩落して登れません。
そこで右側のルート5.10bを登りました。出だしのハングはスリングアブミでなんとか乗り越え、あとはクラックが走るフェース。
2P目は易しいかと思ったら、最後が微妙なバランスが必要でした。
全体を上から見たところ。
P1へはクラックルート、しかし濡れていたので今回はパスすることにしました。
懸垂3Pで取り付きに戻り、まだ時間があったので一の壁。ここで私はリードの練習2本。
午後3時過ぎには一の壁を出発して車まで戻り、湯ノ山温泉で血がにじんだ手をほぐして、一路石川県へ。
私の能力の120%を振り絞った感の1日、でもとても思い出に残るクライミングをすることができました。
ノルベルトさん、ありがとうございました。
(いつの日か、ツルベで登れるように修業します!)
本当にありがとうございました。
I can't forget the spots of your blood on the rock faces and in the cracks.
I understood how the lead climbing is hard.
Thank you very much for your fighting, and thanks again.
それはごつごつした手が五つ程、その手にはぼろぼろになって所々血がついたテーピングがされていて、チョークもついてるのです。
クライミングをしっかり楽しんだ後の男たちの笑顔を想像させるような、手だけの写真です。
やっぱり男に生まれて男同士で遊びたかった と今でも思ってしまいます。
女に生まれて女同士で(男の人とも)遊んでいる(登っているということ)私ですが、とても楽しんでいますよ~♪
ノルベルトサンの大きさと,頭のオレンジ色のヘルメットがイケてます.
It's cool your helmet color!
御在所は,隣県に住みながら行ったことは有りませんでした.冬は雪も積もるし,普通の登山道でも結構しんどいと長男が言ってました.
その相手が身長161cm、地味な私なので、「どうしてペアなのですか?」といつも不思議がられます。
そして一番不思議に思っているのは、私です。どうしてこんなに下手っぴな私がノルベルトさんと登っているのか‥‥。