ブナの中庭で

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石川県立白山ろく民俗資料館

2012年06月23日 | 山のいろいろ
冒頭で「白山に登った岳人はぜひよるべし」なんて書きながら、白状します。私は本日、初めて訪れました。

『白山のふもと、厳しくも豊かな自然の中で、永年にわたり培われてきた山村の文化遺産をご覧ください』


杉原家。白山市白峰・桑島の村役人を務めた旧家。元治元年(1864年)に建てられた3階建て、2・3階は養蚕に使われ、「牛首紬」を生み出してきました。


白山麓は奥深くて急峻な地形ながら、白山の恵みを頂き豊かな森に恵まれたことから、江戸時代にはどこの藩にも属さず天領でした。

白山麓の村々の生産物を描いた図(江戸時代)。

浄土真宗に対する深い信仰。


浄土真宗最大の祭事、報恩講でだされる食事。(白山市白峰)

私の妹のお寺の報恩講と、やっぱりよく似ています。


白山の登山道は「禅定道」という名前がついていて、不思議でした。
例えば、加賀禅定道、越前禅定道‥‥。
その謎が解決したよ!

石川県立白山ろく民俗資料館、管理棟のほか、白山麓にあった旧家が移築され、それはそれは見どころが多いです。



病人が出たとき運ぶための背負子。冬は雪が深い白山麓、すべては人手が頼り。


自然は厳しいですが、豊かな文化も育まれてきました。
栗や欅の太い柱が武骨に使われる民家。同時に繊細な襖絵や仏壇がきらびやかに展開されました。


国道157号線からこの橋を渡って訪れてみてください。
江戸時代、自給自足の厳しくも豊かな生活を育んだ白山麓の深い文化に触れることができます。
本当にお勧めします。

石川県立白山ろく民俗資料館
石川県白山市白峰リ30
電話 076(259)2665
休館日 木曜日、 開館 9:00~16:30

2 コメント

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Unknown (nomrun)
2012-06-24 18:38:36
すいませ~ん
私も見たことありません。
今度行ってみたいと思います。

今 鶴来博物館では、白山麓と鶴来の歴史と文化展をやっています。こちらも少しは白山の歴史に触れる事が出来ます。
確か7/1までやっていたと思います。
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nomrunさんへ (Repu)
2012-06-25 04:26:27
わぁ、nomrunさんもでしたか。このような方、多いかもしれませんね。
館内の係員のほとんどが地元白峰の方々で、様々なお話をお聞きすることができました。囲炉裏端でお茶までいただき白峰の昔話、良かったですよ~!
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