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アルゼンチンアリの脅威

2009年11月03日 | 生物多様性
アルゼンチンアリは外来種。体長2.5ミリと小柄ながら繁殖力が極めて強く、現在国内で急激に広がっています。
在来種のアリを激減させるなど世界各地で問題となり、国際自然保護連合は「世界の侵略的外来種ワースト100」に挙げています。
日本では1993年頃に広島県廿日市市で見つかって以来、現在7府県で確認されています。



アルゼンチンアリは、環境省の特定外来生物に指定されています。
女王アリが複数いて繁殖力が強く、圧倒的な数で在来アリのエサを奪って絶滅に追い込むなど、生態系を壊す恐れが深刻。

なんと、民家に入り込んで集団で食べ物に群がったり、寝ている人の体の上をはい回るなど、人間の生活に強い不快感を与えるとのこと!
(しかし人間をかんだり刺したりはほとんどないそうです。)

このアルゼンチンアリについては、自治体レベルで本格的駆除に乗り出した地方もあります。経過と成果を良く見ていきたいですね。
そして来年には日本でCOP10(生物多様性に関する国際会議)が開かれます。
ぜひ日本の生物多様性を守りたいな。

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