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コロンビアの治安が、劇的に修復

2009年12月24日 | Colombia
青年海外協力隊員として1990~92年、南米コロンビア共和国に暮らしました。
当時のコロンビア、男性の死亡原因1位は、殺人!

マルクス主義の反政府ゲリラ勢力と麻薬マフィアが手を組んで国家の半分を支配。暴力犯罪が蔓延しました。

私が住んでいたのはベネズエラ国境の町Cucutaククタ。ここも街中から一歩外に出れば無法地帯。国の戦車部隊がゲリラの銃撃で追い払われる光景も、目の当たりにしました。
「私、明日も生きているかな~」と思いながら眠りに落ちる日々‥‥。凄い緊張感ですぞ!

またゲリラによって東芝など日系企業勤務の日本人が次々と誘拐されました。
この私も「誘拐のターゲットになっている可能性が大きいから注意せよ」
と日本大使館から指令があり、いったいどうすりゃいいの?と途方にくれたことを覚えています。

さて現在の大統領、アルバロ・ウリベ氏(冒頭写真)が政権について7年。
彼はコロンビアを国家崩壊の危機から救いました。
軍の規模を2倍にして警察を刷新し、1期4年で国を立て直しました。ゲリラとの交渉をやめ、都市部からジャングルの奥地に追い払いました。
殺人の発生率は半減し、誘拐の発生率は7年間で90%も減少したそうです。

治安回復に伴い国外からの観光客も増えています。コロンビアは実に美しい国土と深い文化を持っているので、観光国としての資質は十分なのですよ!

しかし残念ながらコロンビア憲法によると、大統領は2期までで3期は務められません。
つまり現ウリベ大統領の残り任期は1年ということ‥‥。

これといった後継者もおらず「救世主」に代わる人はいないとか。
とっても心配だなぁ

私にとって第二の祖国Colombia,ぜひ平和で美しい国でいて欲しいです。

4 コメント

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コロンビア (S.Tatsuo)
2009-12-24 23:37:51
コロンビアの話題が出るとコメントしたくなってしまいます。私が訪れたマカレナ村はゲリラの支配地域、緊張感がありました。乗ったカヌーを操縦しくれた助手が私に「ちょっと持ってて!」といって渡してくれた荷物がピス・・でした。ワニでも撃つのかと思いましたが、そうでないことはすぐにわかりました。でも本当にきれいな国でした。治安が回復したらもう一度行ってみたいですね。
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Tatsuoさんへ (Repu)
2009-12-25 04:31:58
マカレナ村も治安さえ良くなったら、素晴らしいエコツーリズムができそうなところですね。
「陸のガラパゴス」なんだから生物多様性と固有種の多さは、世界でも有数でしょう。

私も隊員時代に行こうと計画していましたが、治安悪化のためとうとう足を踏み入れることが出来ませんでした‥‥、残念。
でもそろそろ行けそうですねぇ。
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貧困の解決と教育機会の均等 (セニョモン)
2010-01-04 02:08:31
ウリベさんの治安対策は強引でしたからちょっと心配ですね。

南アフリカの政策のように都市に流入する子供に教育機会の平等を与える必要性と、他の中南米諸国のように新自由主義から脱却して社会福祉を充実させる政策が必要だと思います。(左派としての見解です。)

あ、ウリベさんの次は是非シャキーラさんですね(笑)。是非理想実現のために歌い続けて、いつまでも美女でいてほしいものです。

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セニョモンさんへ (Repu)
2010-01-04 21:12:32
コロンビア通でいらっしゃいますね。もしかしてコロンビア在住?
ウリベ氏の国民による評価はどうなのでしょうか。ご存知なら教えてくださいね。
2年暮らしただけですが、私の中では第二の故郷とハッキリ言える魅力的なColombia。いつもサポーターのつもりでいます。
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