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朝日新聞GLOBE「恐竜にあいたくて」

2012年12月06日 | 地質・地形・地球科学
中生代の地球で大繁栄した恐竜。陸上はもちろんのこと、空にも海にもその分布は広がり、多種多様に進化して、まさしく地球の支配者の様相でした(たぶん)。
しかしその恐竜、6600万年前に巨大隕石の衝突が原因で絶滅してしまいました。
その劇的なエンディングが私たちの想像をかきたて、古生物界の大スターです。

私の暮らす石川県、白山地域で次々と恐竜化石が発見されており、それらは白山恐竜パーク白峰に展示されています。
また県境を接する福井県には福井県立恐竜博物館もあります。
私自身、化石調査の協力員として白山山系に調査に入ったこともあります。

この恐竜を取り扱った朝日新聞日曜版のGLOBE「恐竜にあいたくて」(2012年12月2日号)。
とっても興味深く読み応えがありました。

年々白熱してきたのが、「恐竜ビジネス」。
GLOBEによると、(以下、記事より転載)

「90年に、サウスダコタ州で発掘されたティラノサウルス「スー」の全身骨格は、97年の競売で約10億円の値がついた。競り落としたのは、ディズニーとマクドナルドの資金援助を受けたシカゴ・フィールド博物館だった。2009年、福井県立恐竜博物館が米国の業者から購入した草食恐竜カマラサウルス(全長15メートル)の化石は2億5000万円だった」



私が特に興味深く読んだのは、恐竜の色の研究についての部分。
長年、色については一切分からないと研究者たちも思っていたそう。
ところが2010年、中国と英国の研究チームが、羽毛恐竜シノサウロプテリクスの尾には栗色と白色のしま模様があったらしいと発表。
メラニン色素をつくる小器官メラノソームが化石に残っており、その形から色が推定できたとのこと。
以来、同様の手法で恐竜の色の研究が進んでいるそうです。

他にもいろいろと面白い内容が満載の日曜版でした。
以下のサイトでその一部を読むことができます、ぜひぜひ。

朝日新聞GLOBE「恐竜にあいたくて」のサイト

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