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谷川岳一ノ倉沢烏帽子沢奥壁・南稜

2014年10月20日 | アルパインクライミング
澄んだ秋空の下、長年憧れていた谷川岳へクライミング。紅葉に彩られた岩壁、高度感タップリ。

***
何度も計画し、毎回雨で流れた谷川岳クライミング。
この週末は安定した晴天に恵まれ、18日(土)に南稜、19日(日)に中央稜を登攀することができました。

まずは、南稜の記録です。

前夜は近くでテント泊をし、谷川岳ロープウェイ駐車場には6時過ぎに到着。
紅葉真っ盛りということで、すでに多くの車で賑わっていました。
すぐに支度をして出発。本日同行して下さるのは、いつもの頼れるパートナー、ノルベルト師匠です。

車道を歩いて一の倉沢出合へ。朝日を浴びて輝く谷川の岩壁。
美しい~。でもそそり立つ姿に思わず武者震い。
「こんなところ私に登れるのかなぁ‥」


一の倉沢を詰め、ヒョングリの滝も高巻かずにフィックスロープに助けられて脇を通過。
いよいよテールリッジに取りつきました。
噂に聞いた通りツルツルに磨かれた岩場が続いています。一見易しそうにも思えますが、私は迷わずクライミングシューズに履き替え、登山靴をデポしました。


目指す奥壁が近づきます。正面は明日登る予定の中央稜。


テールリッジ基部は中央稜取付き、ここから南稜取付きまでは岩壁のバンドをトラバース。これが結構いやらしい。
ようやく取付きに到着、汗かきました。

さすが歴史的ルート、支点はリングボルトやハーケン。
ここからスタートです。


N師匠、華麗なクライミングでガンガン登ります。
(1P目:30m、4級、ロープの流れを考え、途中でピッチを切りました)


3P目:25m、4級


6P目:30m、4級


7P目は核心部、垂壁20m、5級のフェースです。
不肖ながら私がリードすることになりました。


でも登ってみると、ハーケンがいっぱいあって、安心して登ることができました。
登ってくるN師匠。


お天気に恵まれ、最高に楽しい南稜クライミングでした!
上部には抜けないので、ここから懸垂下降。

6ルンゼ右俣に向かって2ピッチ、その後は南稜を懸垂して、無事取りつき点に戻りました。

この夜は満天の星の下、一ノ倉沢出合の駐車場でテント泊。
明日のクライミングへの英気を養って、N師匠持参の美味しい日本酒で乾杯~!

2 コメント

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Unknown (コジロー)
2014-10-21 13:14:00
錦秋の山と爽快なクライミング。
素晴らしく充実した山行を、それも毎週ってホント、すごいですね。フットワークの軽さに脱帽です。

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コジローさんへ (Repu)
2014-10-21 23:04:27
秋になって週末が晴れのパターンが続いてます。
これでは毎週出かけるしかない! ということです‥。
コメントありがとうございました。
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