尊敬する登山家、西嶋錬太郎さんより届いた論文。
氏は白山神駈道登山文化振興会会長であり、白山フウロ山岳会副会長です。
この論文は「日本山岳文化学会論集 第7号」(2009年11月)に掲載されています。
西嶋さんより許可を頂いて、白山登山道の栄光盛衰について、抜粋して紹介します。
(論文より転載)
1.美濃禅定道(現在は一部が南縦走路として現存)
美濃馬場白山長瀧社~石徹白~白山山頂
2.行者道(消滅)
美濃馬場白山長瀧社~毘沙門岳~大日ヶ岳~芦倉山~美濃禅定道神鳩ノ宮
3.越前禅定道(廃道)
平泉寺~法恩寺山~小原峠~市ノ瀬~六万山~弥陀ヶ原
4.大師道(一部藪化)
六呂師高原~経ヶ岳~赤兎山~美濃禅定道に合流
5.鳩ヶ湯旧道(廃道)・鳩ヶ湯新道(現存)
旧道:刈込池~水呑権現~三ノ峰
新道:刈込池~ブナ坂~六本桧峠~三ノ峰
6.笠場峠道(廃道)
石徹白~杉峠~刈込池~笠場峠~美濃禅定道に合流
7.尾上郷道(消滅)
尾上郷川沿いに辿る~三ノ峰
8.別山道(廃道)
市ノ瀬~岩屋俣谷~別山谷・井谷出合~追分(三ノ峰・別山中間点)
9.別山・市ノ瀬道(千振尾根道として現存)
市ノ瀬~千振尾根~別山
一時廃道だったが1968年に復活させた
10.飛騨道(旧平瀬道:消滅)
平瀬~間名古谷渡渉~飛騨地獄谷~室堂平
知らない道、名前も初めて聞く道がいっぱいありました。地形図を見ながらイメージして辿ってみると、実に面白いです。
残りの登山道については、明日また書きます。
氏は白山神駈道登山文化振興会会長であり、白山フウロ山岳会副会長です。
この論文は「日本山岳文化学会論集 第7号」(2009年11月)に掲載されています。
西嶋さんより許可を頂いて、白山登山道の栄光盛衰について、抜粋して紹介します。
(論文より転載)
1.美濃禅定道(現在は一部が南縦走路として現存)
美濃馬場白山長瀧社~石徹白~白山山頂
2.行者道(消滅)
美濃馬場白山長瀧社~毘沙門岳~大日ヶ岳~芦倉山~美濃禅定道神鳩ノ宮
3.越前禅定道(廃道)
平泉寺~法恩寺山~小原峠~市ノ瀬~六万山~弥陀ヶ原
4.大師道(一部藪化)
六呂師高原~経ヶ岳~赤兎山~美濃禅定道に合流
5.鳩ヶ湯旧道(廃道)・鳩ヶ湯新道(現存)
旧道:刈込池~水呑権現~三ノ峰
新道:刈込池~ブナ坂~六本桧峠~三ノ峰
6.笠場峠道(廃道)
石徹白~杉峠~刈込池~笠場峠~美濃禅定道に合流
7.尾上郷道(消滅)
尾上郷川沿いに辿る~三ノ峰
8.別山道(廃道)
市ノ瀬~岩屋俣谷~別山谷・井谷出合~追分(三ノ峰・別山中間点)
9.別山・市ノ瀬道(千振尾根道として現存)
市ノ瀬~千振尾根~別山
一時廃道だったが1968年に復活させた
10.飛騨道(旧平瀬道:消滅)
平瀬~間名古谷渡渉~飛騨地獄谷~室堂平
知らない道、名前も初めて聞く道がいっぱいありました。地形図を見ながらイメージして辿ってみると、実に面白いです。
残りの登山道については、明日また書きます。
時間はかかりますが、ゆっくりと登れ、人も少ないので好きでした。
室堂での星空はきれいでした。
最近、天の川を見る機会がめったにありません。
記事では20.の山頂周辺に分類されています。
南龍ヶ馬場→室堂 には①エコーライン、②トンビ岩コース、③展望コース、の3本あります。そして①→②→③の順に登山者が多い(はず)。
(記事補足)
①エコーライン:1964年開鑿、当時の室堂主任がその道でオーイと叫んだらこだまが返ってきたことから命名されたそう。
②展望コース:1967年開鑿、名前のとおり北アルプスの展望が良いコース。
③トンビ岩コース:急登なので敬遠されているが、実は美濃禅定道の最後の部分であり古来より存在する。最近改修工事で整備がすすんでいる。
Nektonさん、ホントに室堂でみる天の川は最高ですね。