大満寺山（だいまんじさん：608ｍ）・隠岐島後

ほぼ円形の隠岐島後（どうご）。面積240平方kmの島で人口は約１万６千人です。
島の南東部にある西郷港からも見える大満寺山は標高608ｍで、隠岐諸島の最高峰。

山頂への登山道は３コースあり、山の北側を通る南谷林道から２本と、南側の有木登山口からの１本です。
私は南谷林道の東側から登り山頂を経由して西側へ下り、元に戻るという周回コースを歩いてきました。

南谷林道の起点は島北東部の布施集落、ここから「乳房杉（ちちすぎ）」の表示に従って林道を進みます。

これが乳房杉、樹高30ｍ、幹周５ｍ、樹齢800年。主幹は15本に分岐し、大小24個の乳房状の根が垂れ下がっています。


乳房杉の横に駐車ゾーンがあるので、ここにレンタカーを停めることにしました。
登山口は乳房杉から100mほど林道をくだったところです。
ブナ林と林床に広がるシダが清々しい。


道はやがて尾根にでて、ここで有木登山口からの道と合流します。あとは山頂に向けてひたすら登るだけ。ロープが張られて、なかなかの急登。


登山口から40分で山頂に到着。


山頂には立派な方位盤があり、「隠岐水産高校創立80周年記念」とありました。
生徒達がセメントや砂利などを担いで登り、ここで作ったものなのかな？


山頂からの展望は素晴らしい。これは西郷港方面。


ゆっくり島の風景を楽しんだ後、北西方面にのびる登山道で下山。約30分で南谷林道の西側登山口へ到着します。

林道をのんびり10分歩いて車に戻りました。

登山道はよく整備されています。
島を訪れたならぜひ大満寺山へ。満足度が高い島旅となること、間違いなしですよ！