コロンビアの様子を伝えてくださっているボゴダ在住Araiさんのブログに、次のような記事がありました。
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コロンビア国内中西部にあるルイス火山(Nevado del Ruiz・標高5,389m)につきましては、今年4月以降断続的に噴煙をあげており、周辺では火山性地震が頻発しています。現在、国立地質局(Ingeominas)が発令している警戒度は上から二番目の「オレンジ」となっています。
現在までの所、周辺にある空港のうち「マニサレス空港」が5月末より閉鎖状態となっており、発着を近隣のペレイラ空港に変更し、航空会社が仕立てるバスにより陸路輸送を続けています。マニサレス空港の再開時期については未定となっていいます。
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ルイス火山は1985年に大噴火しました。高温の火山ガスは山頂付近の万年雪を溶かし、火山灰や火山礫を巻き込んで泥流となって流下。100km以上も離れた町アルメロを襲い、23000人(25000人とも言われています)が生き埋めとなりました。
火山災害史上ワースト2の記録です。
私は青年海外協力隊員としてコロンビアに滞在していた1991年、日本のODAでルイス山の噴火予知システムが設置されることになりました。
その一環として山頂へ調査登山したことがあります。
(その時の様子は、「こちらの記事」をご覧くださいね。)
さて、活動が活発化しているルイス山。しかもマニサレス空港が閉鎖とは、かなりの量の火山灰が降っているのでしょう。
ルイス山の山麓の町マニサレスは、私も3か月間暮らした、とても素敵な街です。
日本の技術協力で構築された噴火予知システムが活用され、噴火の際にも適切に避難が行われ、被害が最小限にとどまるように願っています。
*「失敗百選」というサイトに、ルイス山の悲劇が上げられています。
せっかくハザードマップが作られていたのに実際の防災に生かされていなかった事例です。
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コロンビア国内中西部にあるルイス火山(Nevado del Ruiz・標高5,389m)につきましては、今年4月以降断続的に噴煙をあげており、周辺では火山性地震が頻発しています。現在、国立地質局(Ingeominas)が発令している警戒度は上から二番目の「オレンジ」となっています。
現在までの所、周辺にある空港のうち「マニサレス空港」が5月末より閉鎖状態となっており、発着を近隣のペレイラ空港に変更し、航空会社が仕立てるバスにより陸路輸送を続けています。マニサレス空港の再開時期については未定となっていいます。
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ルイス火山は1985年に大噴火しました。高温の火山ガスは山頂付近の万年雪を溶かし、火山灰や火山礫を巻き込んで泥流となって流下。100km以上も離れた町アルメロを襲い、23000人(25000人とも言われています)が生き埋めとなりました。
火山災害史上ワースト2の記録です。
私は青年海外協力隊員としてコロンビアに滞在していた1991年、日本のODAでルイス山の噴火予知システムが設置されることになりました。
その一環として山頂へ調査登山したことがあります。
(その時の様子は、「こちらの記事」をご覧くださいね。)
さて、活動が活発化しているルイス山。しかもマニサレス空港が閉鎖とは、かなりの量の火山灰が降っているのでしょう。
ルイス山の山麓の町マニサレスは、私も3か月間暮らした、とても素敵な街です。
日本の技術協力で構築された噴火予知システムが活用され、噴火の際にも適切に避難が行われ、被害が最小限にとどまるように願っています。
*「失敗百選」というサイトに、ルイス山の悲劇が上げられています。
せっかくハザードマップが作られていたのに実際の防災に生かされていなかった事例です。