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石炭火力発電所でバイオマス燃料を混合燃焼

2010年09月22日 | エネルギー
北陸電力の七尾大田火力発電所2号機(石川県七尾市大田町)では、石炭の一部を木質バイオマスで代替し、混合燃焼して発電する「木質バイオマス混焼発電」を、9月より開始しました。

この2号機は出力70万kW、年間約2万トンの木質バイオマスを使用しています。
これは、製材過程等から発生する樹皮や木屑で、この結果削減されるCO2は1万4千トン!

また中部電力の碧南火力発電所(愛知県碧南市)でも、実施してきた混焼発電の実証試験を終え、本格運用を始めることになりました。
年間30万tのバイオマスを使う予定で、石炭の使用量に対し3%の木質バイオマスを使う計画。こちらは年間20万~30万tものCO2削減が期待されています

木質バイオマス混焼発電は、木材チップを石炭と混ぜて細かく粉砕し、燃料に利用して発電する方式です。


これら電力会社が熱心にバイオマス利用に取組む背景は、2003年施行の「電気事業者による新エネルギーなどの利用に関する特別措置法」(RPS法)。
これは、電力会社が環境負荷の低い新エネルギーの利用を義務付けた法律です。

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