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エクアドルに大学はありますが、人口に比較して入学定員は少ない。
医学部の場合は特に授業料や実習費が高額なため、海外の大学へ行く人も多いそう。
先日、問診でお世話になった女性医師、28歳。
中等学校を卒業後、ウクライナに渡り6年間の医学部を卒業。
その後も研修医としてウクライナで働いていたのですが、ロシアとの戦争勃発でエクアドルに帰国しました。
その後、太平洋岸の小さな村で研修を再開し、縁あってカヤンベで働いているそうです。
ところでエクアドルでは、大卒は大変名誉なこと。
自己紹介する時は、自分の名前の前にLicenciado/a(リセンシアード:大卒)の称号を付けます。
また時には、例えばBiologo/a(ビオロゴ:生物学者)など学んだ学部や専門名を付けることも多いですが、決して研究者ではありません。
(キトのセントラル大学、国内最難関らしいです)
修士卒はMaster/a(マステル)、博士卒はDoctrado/a(ドクトラード)。
そして博士課程は国内にはほとんど存在せず、多くがスペインやドイツなど海外での取得です。
実は私は博士号取得者なのですが、ナンチャッテなので自分では決して名前の前にDoctradaを付けることはありません。
でもそれを知る周囲の人たちは「なぜ堂々とDoctradaって言わないんだ?」といつも不思議がっています。
日本で学歴を自慢するのはよろしくないのですが、エクアドルでは自慢の種です。
ここにも文化の違いがみられます。
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