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エクアドルの自然の素晴らしさを改めて知った一日でした。
前日(2024年11月22日)、JICAで「中間報告会」の発表をなんとか終了、ほっ・・・。
そして当日は朝から難儀な時間(汗)を過ごした後、夕方にプルラウア地球自然保護区に入りました。
キト中心からバスを乗り継いで約2時間です。
公園入口で待っていてくれた協力隊員Kさんと合流し、本日の宿泊場所には標高差400m余の下り。
実はプルラウアは火山のカルデラにある保護区で、カルデラの底に向かっての下降です。

夕方の「カルデラは霧で埋め尽くされている」、この現象の大切さが翌日分かることになります。
そしてその夜は、他の協力隊員4名とKさんの活動について遅くまで語り合いました。
翌朝6時、カルデラ内は放射霧。


カルデラの外輪山は西側のみに口を開けており、太平洋から西風に乗って湿気を帯びた気流が流入。
これが植物に恵みをもたらし、瑞々しい森を育んでいます。

プルラウアの周辺はサボテンが生える乾燥地であるのと対照的、素晴らしい!

午前7時、次第に霧が晴れ、クレーター内の全貌が見えてきました。

正面の山塊はクレーター中央部に位置し、最終噴火で形成されたもの。
日本の阿蘇と同じ形成プロセスで複式火山。

本日はK隊員のガイドで、クレーター内を中央山塊に沿って一周、約15kmの道程。

湧水からの小川や池もあり、池の底からは火山性ガスも沸きあがっていました。


道端には咲き誇る蘭、蘭、蘭。
太平洋からの霧が流入するクレーターならではの植生、感激の連続でした。
その一部を紹介しますが、写真に入っている学術名はK隊員が教えてくれました。ありがとう!







稀にみる素晴らしい花々に感激いっぱいでプルラウアを後にしました。