住宅改修については以前記事にさせていただきましたが、今回は施工面の事についてお話させていただきます。
よく行う工事として「段差解消」「手摺取付」があげられます。
「段差解消」の場合、簡易な方法として「スロープの設置」があります。
但しスロープは誰しもが安全とは限りません。たとえば歩行状態のパーキンソン病の方の場合、屋外に長く設置するスロープなどはかえって危険な環境になってしまいます。
改修の際改修後の段差が5ミリ以下を許容値と解釈するという場合もありますが、
車椅子利用の方で自力では5ミリの段差を超えられないという方もいらっしゃいます。(建築上では車椅子利用の段差許容範囲は2cm以下となっております。)
施工前の打合せ時には利用者の健康状態・住環境を十分にヒヤリングする必要があります。
「手摺取付」の場合は高さを慎重に決定する必要があります。基本はH750㎜~H800㎜ですが、身長にもよりますし今までの生活習慣で高めが使いやすかったり低めの方が体を安定して保持できたりします。右利き・左利き、身体状況によって設置を考えていきます。現在はほとんどが手摺の端部がR型になって壁に設置されていますが、まれに直線のまま設置されている場合があります。端部がまっすぐだと手摺を利用するさい衣類の袖が引っかかり転倒する場合があり危険です。
命を守る役目を果たす「スロープ」であったり「手摺」でありますが、施工の際の注意を怠ると「危険物」に変わってしまうと思います。
住環境を整える事で家族が安心して生活できるようになる大切な工事。
基本を常に学びながら使いやすく安全な施工を心がけていきたいです。
ランキング参加中です!応援ありがとうございます!
一押し応援よろしくおねがいします
よく行う工事として「段差解消」「手摺取付」があげられます。
「段差解消」の場合、簡易な方法として「スロープの設置」があります。
但しスロープは誰しもが安全とは限りません。たとえば歩行状態のパーキンソン病の方の場合、屋外に長く設置するスロープなどはかえって危険な環境になってしまいます。
改修の際改修後の段差が5ミリ以下を許容値と解釈するという場合もありますが、
車椅子利用の方で自力では5ミリの段差を超えられないという方もいらっしゃいます。(建築上では車椅子利用の段差許容範囲は2cm以下となっております。)
施工前の打合せ時には利用者の健康状態・住環境を十分にヒヤリングする必要があります。
「手摺取付」の場合は高さを慎重に決定する必要があります。基本はH750㎜~H800㎜ですが、身長にもよりますし今までの生活習慣で高めが使いやすかったり低めの方が体を安定して保持できたりします。右利き・左利き、身体状況によって設置を考えていきます。現在はほとんどが手摺の端部がR型になって壁に設置されていますが、まれに直線のまま設置されている場合があります。端部がまっすぐだと手摺を利用するさい衣類の袖が引っかかり転倒する場合があり危険です。
命を守る役目を果たす「スロープ」であったり「手摺」でありますが、施工の際の注意を怠ると「危険物」に変わってしまうと思います。
住環境を整える事で家族が安心して生活できるようになる大切な工事。
基本を常に学びながら使いやすく安全な施工を心がけていきたいです。
ランキング参加中です!応援ありがとうございます!
一押し応援よろしくおねがいします