我が家にはちょうど1年前の今日、亡くなってしまった犬がいました。
リクより半年若い白い雑種犬です。
2001年の5月の連休にうちの駐車場に迷って入って来て、左前足に怪我をしていました。
深い裂け傷で長さ10センチほど有りました。
傷口からは汁が出ている状態でした。
怪我をして何日も経っていたのでしょうか。
首輪もしていなくて飼い犬なのかどうかもわからず、取り敢えず自転車の前かごに乗せて動物病院まで走りました。
耳にはマダニがいましたし、お腹にも虫がわいていました。
どうやらノラだったようです。
リクのお腹の下にスポンと入るくらい小さな犬でした。
病院と家での手当ての甲斐あって、健康な犬になりました。
近所で欲しいと言って見に来て下さる方がいましたが、そのころはもう情が湧いて手離せませんでした。
5月にやってきたので、メイと名付けました。
最初リクはメイを受け付けませんでしたが、すこぉしづつ受け入れるようになってくれました。
そして、親子ですか?とか姉妹ですか?と言われるほど仲良しになって行きました。
メイは少しシベリアンハスキーが入った雑種の中型犬で、1番体重が重い時は18キロありました。
メイはいつも元気いっぱいで、食欲旺盛で豪快な犬でした。
そしてリクより体も大きくて強いはずなのに、決してリクより前に出ることなく、いつもリクの後ろに控えている子でした。
賢くて優しい甘えたさんでした。
順番から言えば、リクの方が先に逝くと思っていたので、メイの老化に気付くのが遅かったのです。
メイは大型犬の血が入っているので、老化の速度が早かったのです。
ご飯をあっという間に食べてしまうほどの子が、ある日突然半分残して食べなくなったのです。
次の日からは全く食べ物飲み物を受け付けず、あっという間に1週間で逝ってしまいました。
病院の先生に金さん銀さんと言われたほど、2匹は元気だったのです。
老衰と診断されました。
最後に悪ところがあったなら知りたいと思い、血液検査をしましたが、どこも異常はありませんでした。
メイは突然17歳で逝ってしまいました。
その日リクは家の中をウロウロ歩き回りました。
メイの死が分かったのか、それからは、メイの遺体に近づこうとしませんでした。
リクは生まれて半年からずっとメイと一緒でしたので、1匹になってから急に老いた気がします。
あれから一年経ちました。
ペットロスが私を襲いましたが、リクが居てくれたおかげで幾分か助けられました。
メイを忘れた日は1日も有りませんでした。
今日は動物霊園でメイの法要をします。
お天気がちょっと心配ですが、メイと会えるような気がします。
メイが履いていた靴です。