3月の中旬に、「琳派墨絵クラブ 連歌研究会」の
第2回目の連歌会を開いてみました。
今回も、
集まった皆さんと、きちんと手を洗い予防に努めました。
私共で開催致しました連歌会の、研究例を、お恥ずかしいですが
少しだけお見せします。
大体2時間くらいで、1巻の連歌を 巻きました。
第2回 連歌会(参加者2名)―半歌仙
・雪解けの 水ほとばしる 荒瀬かな
・月を頼りに 舟の舵とり
・銀色の雫をうけて 若草や
・うぐいす さえずり 春の芽吹きよ
・ゆらゆらと 心揺さぶる 風、あらし
・龍の背に乗り 世界を渡れり
・闇拓く ダイヤモンドは 瞳のなかに
・確かに根付く 褐色の地に
・トウモロコシ 牛・ミルク・豆 育(はぐく)めり
・こだわらぬ 母、 また 花の笑み
・底抜けの 明るさまぶしさ 陽の光
逆にして読んでみると、また違った発見というか、味わいがして面白く、
「トウモロコシ 牛・ミルク・豆 育めり / 確かに根付く 褐色の地に」
などは、別に短歌として優秀なものでも何でもありませんが、参加者にとっては大変
あざやかに情景が思い浮かぶものでした。
人との出会い、そして人生が展開していく事。
連歌は旅のようでもありますし、人生の縮図のような所も垣間見えます。
とても一人では、18句どころか1句さえも詠めるかどうか。
深い文芸遊びです。 そして、皆と一緒に たくさん励まし笑いました。
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お互いの涙くましい努力や、発想の転換に、
とにかく大笑いしまして、
お陰で 免疫力アップに繋がったように思いました。
琳派墨絵クラブ