琳派墨絵保存倶楽部・部誌 「なてし子」

江戸琳派の祖、酒井抱一家に伝来する本格的な琳派の画法を継承している「琳派墨絵保存倶楽部」の活動日誌ブログです。

かきつばたの墨絵

2019年04月25日 | 教室案内

 

 

最近、何人かが 

かきつばたの墨絵のお稽古をしています。

 

これ、琳派の墨絵では、初級のお手本なんですよね。

尾形光琳の屏風があまりにも有名すぎて、

かきつばたの描法も、超上級のように思われがちですが、

実は、初級です。

 

しかし、初心者がすぐにできるレベルの初級という話ではなくて、

基本がいっぱい学べますよ、という

大変難しい、

一筆づつが 奥の深い、

深い深い 初級です。

 

 

生徒さんは、この日、

お稽古の後に根津美術館へ行かれて、

「杜若図屛風」を拝観し、その後

庭園で本物のかきつばたも

観察して来られたそうです。(今年はまだ蕾が多かったそうです。)

 

たくさん、絵だけではなく、絵をとおして、

たくさん 味わって欲しいです。

 

ーーー

ところで、鯉のぼりの色紙に俳句の計画は

「やりませんよ~。」と 言われてしまいました。

 

ーーー

 

 

こちらは、藤の墨絵のお稽古です。

初夏の花、藤。

本当に、たのしいです。

 

琳派墨絵クラブ 


最新の画像もっと見る