琳派墨絵保存倶楽部・部誌 「なてし子」

江戸琳派の祖、酒井抱一家に伝来する本格的な琳派の画法を継承している「琳派墨絵保存倶楽部」の活動日誌ブログです。

「琳派日本画 花暦」お教室から  7月「蓮にカエル」

2019年08月07日 | 教室案内

 

 

先日は、 「蓮にカエル」 

という題材で、

 

カジュアルに日本画を楽しむ事を目的に

開講した「琳派日本画 花暦」という、

 

四季折々のモチーフを

古典技法など交えながら

さらっと 紙に仕上げていく講座の

 

7月の回を開催しました。

 

中学1年生の方もお越しいただき、

皆さんで たのしく

小品の日本画を お稽古しました。

 

蓮の葉の連なる上を、

2匹のカエルが遊んでいる構図です。

余程 心が弾んだのでしょうか、

皆さんそれぞれに 3枚づつ位描かれて、

クラスが作品で 溢れかえりました。

 

 

 

    阿弥陀経について

    次々と作品が。

 

中学生の方に、日本画は早いかなとも思いましたが、

全くの杞憂でした。

 

覚えるのが早く、上達も早く、

楽しみを見つけるのも 早いですねー。

 

「日本画はどうでしたか?」

と質問した所、

「水彩画と随分違っていて、最初は難しく思えましたが、

大丈夫です。楽しかったです。

モチーフも、描いた事のないものでした。

出来てくると面白くて、

これはいいものだな、と思いました。」

と、はにかみ はにかみながら、やっと答えてくれました。

 

 

日本画や水墨画など、

学校教育の中で、もっと普遍的に

取り上げられるようになって欲しいと思います。

 

今は、学校教育でも水彩画や油彩ばかりです。

西洋文化の方が、先進的であると思った時代と、今これからは

少し違う様な気がします。

伝統文化を知っている、身につけているという事の方が、

より先進的であり、時代に合っているように思われます。

 

 

琳派墨絵クラブ


最新の画像もっと見る