美味!な日々

2021年6月の観劇録(その2)

フェイクスピア@東京芸術劇場プレイハウス
昨年の『天保十二年のシェイクスピア』以来の高橋一生くんの舞台。野田さんとの化学反応を楽しみに。始めと終わりが素の白石加代子さんというのが…ちょっと不謹慎な想像をしてしまいました。キュートな演劇オバケの白石さんの舞台、まだまだ観たいです。
野田さんの言葉遊びとイタコと星の王子さま(あっちゃんの衣装可愛かった!)とシェイクスピアのコラボは、ここ数年の野田作品ではピカイチに楽しかったです。

一生くんが憑依される(?)シーンは、むか~し観た蜷川さんのシェイクスピアオールメール・シリーズの『から騒ぎ』の一生くんを思い出しました。与野本町まではるばる観劇に行ったなぁ、懐かしや。
しかししかし、ラストは、何とまぁ、その事故に行き着きますか!と驚愕&ちょっと泣き。「パイロット」という言葉が出た辺りから怪しんではいたものの…。終始楽しく観ていたけど、ラストが悲しすぎてとても辛かったので、カテコではみなさんの素晴らしい演技に精一杯拍手しましたが、個人的には『ザ・キャラクター』『万獣こわい』と並んで二度と見ないであろう演目と相成りました。涙


3年B組皆川先生~2.5時幻目~@本多劇場
細川徹×皆川猿時×荒川良々の(恐らく)第3弾。前2作は諸々事情により観られなかったので、待望の観劇です。
学園モノ×2.5次元ミュージカルのパロディ(ネタ元がちゃんと協力してくれてるのが素晴らしい)。
何となく出演者全員が一芸というか得意なことというかを披露してるのがまた可笑しくて。皆川猿時&荒川良々は面白さが弾けてたし、最近は真面目な芝居しか見ていなかった近藤公園の面白芝居、池津祥子さんのアイドルぶりっ子&終わったら確実にヘトヘトになる踊りをマックスでやってくれるところ、等々、村杉さんも含めて大人計画メンバーがサイコーでした。
こんな御時世なのに、工夫を凝らして出来る限りの「客席いじり」には、
何だかとても嬉しくなりました。

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