導入部分で「そうそう、大人になってから動物園行っても、子供時代と視点が全然違うからこれまた面白くて楽しめるのよねぇ…」と思いながら読み始めたこの坂木司さんのひきこもり探偵シリーズ3作目にして最終作の『動物園の鳥』。中盤を過ぎた辺りでは、なんだなかなかいいじゃない!と安心しました。それというのも、Amazonなどのレビューでイマイチという評が多かったからなんです。お年寄りから子供までたくさんの仲間に囲まれている鳥井くんと坂木くんは幸せです。2人とも心に傷を負っていてひきこもり&依存症でも、こんなにたくさん友人がいたら大丈夫そうですね~。良かった良かった。内容とは全然関係ないけど表紙が私の好きなマグリットの絵を思い起こさせる絵なのもこのシリーズのいいところかな~(^^。 動物園の鳥 (創元推理文庫)坂木 司東京創元社このアイテムの詳細を見る