文庫書き下ろしの岡っ引き源次シリーズの8作目『写し絵殺し』を読了しました。手下の助三が一人で事件を任される事件の話など、3編の短編(中編)から成っています。庄司圭太さんの書かれるシリーズは長く続いているシリーズばかりなのですが、いずれも飽きることなく読むことが出来ます。たぶん…江戸の文化の中でも今まであまり描かれることの無かったモノ(陽も陰も)を事件に絡ませることで、いつもフレッシュな感じで読めるのかなぁと感じました。本作で言うと、「死絵」とか「写し絵」とか、、、「へぇぇっ」というモノが色々出てきます。なので、読んでいて楽しいんですよね。きっとすごい量の資料を読んで勉強されて書かれているんだろうなぁ…と毎回感心しきりです。 写し絵殺し―岡っ引き源捕物控八 (光文社文庫 し 27-9 光文社時代小説文庫)庄司 圭太光文社このアイテムの詳細を見る