美味!な日々

2023年4月の観劇録(その5)

ザ・ミュージック・マン@日生劇場
古き良きミュージカルだから芝居前の前奏(オーバーチュア)が異様に長いのかしら…と思っていたら、入りの曲はラップかリズムネタかと思うくらいちょっと斬新で驚いた。と思ってたら、休憩後のオーバーチュアも超長い!『GYPSY』もオーバーチュア長めだけどここまで長くなかったし、キャストの動きが少しあったので全く気にならなかったけど、これは気になるし、長すぎる~。ま、オケの演奏が存分に聴けるから、これがいい!というミュージカルファンもいるとは思うので、好みですね。あと、後方席でも煩い!と思うくらいのオケの練習の音の大きさにもちょいと引いた。それにしても1幕はにぎやかな曲も多いのに、誘われる眠気がすごい。一曲一曲が長いからか?謎だけど、2回観劇して2回ともそうだったもんで…。
坂本氏は芝居も歌もダンスもいつも通り否が一つも見つからない完璧さ。今作では小田井さんが芝居上手くて驚いた。藤岡氏の役、ソロというか歌が冒頭のラップみたいな曲以外無いのにはがっかりしたなぁ。ミュージカルなんだから藤岡氏は歌う役にしてあげてくれ~。
舞台美術は結構好み。正式名称わからんけど舞台上の枠?が鞄になっているのが、わかりやすくてカワイかったです。アフタートークも面白かったなぁ。小田井さんのトーク力に感心。花乃まりあの坂本くん評も納得納得で面白かったです。

サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-@東京建物ブリリアホール
フランス革命付近のお話で歴史上有名な人物がわんさか出てくるので頭がパンクしそう(笑)。ハッピーな話では全然無いのだけれど、中島かずきさんの本はほんと面白いなぁ。ほぼフィクションとはいえ、稲垣サンソンの苦悩とギロチンの登場…へぇぇと感心しながら観ました。落合モトキがナポレオン役なのに驚いたのと、池岡亮介くんが金髪長髪カツラで暫く誰だかわからなかったです。苦笑
榎木さん演じるロベスピエールが多くの人をギロチン送りにしておいて結局自身もギロチンおくりにされるのが何だか滑稽で虚しく映りました。

東京千秋楽を観劇したのだけど、ヤケにあっさりしたカーテンコールで、「吾郎ちゃん、これだけ?しゃべんないの?」という感じでした。笑

Don't freak out@配信(ザ・スズナリ)
スズナリで2時間越えの観劇はムリ、と自分の身体と相談して決めているので、泣く泣く観劇を諦めた作品。配信やってくれて超ありがたかった。
全員白塗りでのお芝居は何年か前の『修道女たち』を思い出す。うまく言葉で表現できないけど、怖いもの見たさを満足させてくれるスゴさと面白さ。登場人物が全員が全員不気味で笑っちゃう。KERAさんの振り幅の大きさ・広さに感服です。

 
 
 
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