美味!な日々

白塗り…(舞台:三文オペラ)

宮本亜門演出の音楽劇『三文オペラ』をシアターコクーンで観て来ました。いつものように客席に入ってみると、、、うわぁ~、いつものシアターコクーンじゃないっ!とびっくりするくらいの空間が広がってました。客席までがらっと作り変えてあって、これは蜷川さん以上かも…。嫌な予感がしたのですが、席は最前列。。。案の定、汗・つばはもちろんのこと、水や泥がかからないかヒヤヒヤの終始気の抜けない観劇となりました。もう少しで泥が足にかかるところでした。危なかった~。(^^;(※今作は中央より後ろの座席の方が楽しめる舞台だと思います。)空間は広々としているのですが、何故か小劇場の雰囲気が漂っていて、ベニサンピットを思い出しました。

「これより開演致します」というアナウンスがあり、「こんなアナウンス珍しいなぁ」と思っていたら、どかんと大音量が…びっくりしたぁ。演劇で初めて「耳栓が欲しいかも」と思いましたって。音楽は主演の三上博史が大胆にアレンジしたということですが、どの曲を取ってもどんより感が漂っていて好きになれず。

出演者はデーモン小暮に合わせた訳ではないのでしょうが、全員白塗り…私には意味不明でした。だって、男性陣は汗でドロドロになってしまっていて、袖に入ると化粧直しして出てくるんです。そこまでして何を表現したいの?と言う感じです。

大好きな秋山菜津子姉さんの芝居と歌&田口トモロヲさんの素敵な声だけが慰めでした。菜津子姉さんが逆さまになって歌う姿には唖然としましたけど(笑)。

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