時代小説を読んでいると、文化の話題が度々出てきて、知識を与えてくれると同時に楽しませてくれますが、この本もそんな本でした。近藤史恵さんの『にわか大根-猿若町捕物帳』を読みました。主人公は同心の青年ですが、この本では芝居、つまり歌舞伎の裏側がたっぷり描かれた連作ミステリーです。主人公の性格や主人公の家族はあまり好きになれませんでしたが、その周囲のキャラが魅力的でした。 にわか大根―猿若町捕物帳 (光文社文庫 こ 34-2 光文社時代小説文庫)近藤 史恵光文社このアイテムの詳細を見る