美味!な日々

柴田よしき:窓際の死神

柴田よしきさんの『窓際の死神(アンクー)』を読了。「死神」というとどうしてもタロットカードとかで見る黒いフードつきマントを着た骸骨というイメージが強いですが、この本を読んで世界には色々な「死神」がいることを知りました。

「アンクー」とはフランスに伝わる死神で、アンクーを見ることは自分か自分の愛する人の死の前兆となるという言い伝えがあるそうです。本作はそんな死神(アンクー)&OLのお話が2つ入っています。どちらも死に近づいているというか自殺しそうになっているOLが主人公で、ものすごく痛々しい。残念ながら同じ女性として全然共感できず。。。生きる希望?を持たせる終わり方なのは良かったけど、正直私の中の柴田作品ランキングでは下位の方かも。。。

あ、解説が『精霊探偵』と逆で梶尾真治さん!これは良かった(笑)。

窓際の死神(アンクー) (新潮文庫 (し-50-4))
柴田 よしき
新潮社

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