皆様は
悲しい、寂しい、悔しい、怒り、憎しみ…
そのような感情が現れてくる時はございますか?
わたくしは
それをたまに"夢"で
自分が気づいていない感情
自分がもう過去としていた感情 を
わたくし自身の脳と記憶が教えてくれることがあります。
そのような日は、やっぱり
よく寝たと思えるよりも
なんか寝れなかったなぁと
朝目覚めるものです。
そして
あ、私の中にこんな怒りがあったのか
こんな悲しみがあったのか と
自分が思っていたよりも大きなものが自分の内側に存在していることを知ります。
人間は無意識に
過去・現在・未来を行き来します。
それはタイムマシンでもなんでもなく
「脳の中で」
です。
しかも
よし!過去のあの日のあのときのあの瞬間に行こう!
じゃあ、何年後のこの日のこの自分にアクセスしてみよう。 とかではなく。
あの時こうしておけば…
あの時なぜあの人はあんなことを言ってきたのか
あんなに良かったのに…
これはこのままで大丈夫かな…
いつまでこんなこと続けるんだろう…
もしこんなふうになったらどうしよう…
のように
感情の波にのって
過去・現在・未来を「脳の中で」行き来しています。
しかも一瞬で、です。
むしろ入り乱れて、混乱してしまっています。
ぼーっとしているときでさえ
無意識に過去にアクセスしていることも。
客観的に見ても、それは脳も疲れますよね。
そう。疲れます。
わたくしもその癖は存在していて。
後ろは振り返るなと言いますが
ふと今の場所から立ち止まり、ゆっくりと振り返り
自分がどのような人生という道を歩んできたのか、遠くの方まで見渡してみると、様々な景色が見えると思います。
けしてその場に戻るのではなく、現在・現時点から遠くを見渡してみる。
きっと様々な空模様が見え
高く高い山々、崖、壊れかけた橋、曲がりくねった道。
真っ暗な空に稲光、雨、雪。
見通しの良い平坦で真っ直ぐな道。
真っ青の雲一つない晴天。
穏やかな気候。
満開の花々たち。真っ青の海、湖、川のせせらぎ。
そこに太陽の光が反射し、キラキラと光輝く。
そのような思わず「美しい」と絶句してしまうような景色。
皆様はどのような景色が広がっていますか?
それがどのような景色であっても
一歩ずつ一歩ずつ。
一日一日。
歩み乗り越えてこられたのは、まぎれもなく自分自身。
他のどなたでもなく、まぎれもなく自分自身なのです。
どのような険しい道のりでも
どのような波風であっても
どのようなお天気の日でも。
その壁も、その障害も
その葛藤も、その悩みもすべて。
自分自身が1つずつ一歩ずつ、歩んできてくれて、乗り越えてきてくれたから。
ここに、今。
存在している。
今いる場所から振り返り
自分がどのような道を歩んできたのか
その景色をその場所から見ていた時。
「なぜ今までこの景色を、この視点から見ることができなかったのだろうか。
こんなにも美しいと思えるのに。」
と思いました。
「今までどうやって何を見ていたんだろうか」
昨日までが"過去"なら
昨日までの記憶や場面を思い出していたことは
もう何千回何万回と数え切れないほどあったはず。
でも
この景色と、この視点と、この過去の歩みを美しい愛おしいと感じる感情は始めてだ。
じゃあ、わたくしは何をどのように見ていたんだ?
それは
わたくしは
"虫めがね"で見ていたことに気づきました。
過去の出来事
過去の思い出
過去の感情
現在へのもどかしさ
未来への不安
しかも
それをよーく虫めがねで
その場に戻って近くまで寄って。
そして
9割ネガティブな感情、ネガティブな思い出にフォーカスしてしまっていて。
人間という生き物はもしかしたら
ネガティブなものほど"虫めがね"で見てしまうのか
それとも
"虫めがね"で見るからネガティブなものほど拾うのか
どちらが先かということよりも
それだけそこだけをフォーカスして
思い出して悲しんだり、怒ったり、怖がったりしてしまっていたことに気づきました。
きっと
それがわたくしの脳の癖だったのでしょう。
そして未来に向かってもです。
ですが
未来は虫めがねでフォーカスしても、引きで見ても、過去ほど鮮明には見えません。
まだ歩いていないですから。
それをみて不安になったり怖くなったりする。
当たり前です。
まだ歩いていないですから。
そこを自分が自分で
過去・現在・未来を理解してあげて、
虫めがねを持つことをやめたら
今したいこと
今すべきこと
今いる自分を
ちゃんと見てあげて整理してあげることができる。
"虫めがね"を持って、悲しむのはやめよう。
"虫めがね"を持つことをやめよう。
もう虫めがねを持たなくても、歩いていけるから。
凛のMamaは
これからも凛と歩むためにも
そして
自分自身のために
今日ここでこの場で虫めがねを捨てます。
今までいろんなことを教えてくれて
見せてくれて気づかせてくれてありがとう、虫めがねさん。
わたくしに大切なことを教えるために、学ばせるためにいてくれたのですね。
ありがとう。
今までありがとう。
わたくしを成長させてくれてありがとう。