今回で27回目になる合掌の郷なつまつり。
今年は既報の通り、8月26日に開催させていただきました。
なつまつりと言っても地蔵盆のお祭りですから、倫勝寺檀信徒みなさんの守り本尊である子育て地蔵さん、災除観音さんへの年一回の感謝のお参りが本分です。
倫勝寺のお地蔵様の由来はこちらからどうぞ
私の代になって絵提灯を提げたりトラックステージを組んだり千灯供養をしたり、ろうそく文字をつくったりとあれこれ催事を加えるようになりましたが、やはり基本はお地蔵様への感謝のお参りです。
参道入り口地蔵堂のお地蔵様は、廃仏毀釈のころの影響でしょうか、顔がよく解らないお地蔵様でもあります。
でも、眼を閉じて心の中に愛しい人、優しい父母の顔を想いうかべてみれば、それぞれの心の中にそれぞれのお地蔵様のお顔が浮かびます。
私はそう思っています。
今年は異常なほどの高温の日が続いた夏でしたが、お祭りの日もやはり、というか潔くきっぱりと暑い一日でした。
準備した蝋燭があっという間に曲がるほど・・終電の疲れ果てたお父さんみたいなロウソクであります・・
激アツ陽ざしのなかで、鳳友産業さんや草友会の方がたが準備を進めてくれました。
今年のろうそく文字は「慧」であります。細かい字なので灯を入れた時にちゃんと読めるかどうか、少し心配です。
暑い中での各業者の出店協賛は大変だったと思います。お疲れさまでした。とくに鉄板焼き、焼き鳥、焼きそば、揚げ物などはこの時期、かなり辛いですから・・
午後4時半、日差しが少し弱まってきた時間から、お地蔵様への感謝のご供養が始まります。
この一年見守っていただいたことへの感謝と、精進を誓ってのお参りです。
なつまつりのお参りでは、白木位牌やお人形さんのお焚きあげなども併せて行っています。
毎月一回、古い塔婆や仏壇のお焚きあげを行っていますが、お位牌はお地蔵さんの前でお焚きあげです。
今年はあまりの暑さに参詣の方の出足が遅く、少し寂しいお焚きあげになってしまいました。
吊り下げられた提灯には、故人様へのいろんな思いが描きこまれています。お手紙だったり似顔絵だったり・・
昨年から「提灯お絵かきボランティア」を募集していて、バラエティに富んだいろんな提灯が集まるようになりました。
提灯や千灯のロウソクの管理をしてくれているボーイスカウトのかたがたにも書いてもらいました。ありがとうございます!
お檀家のAさんは、去年に続いてふたつ描いてくださいました。
陽が落ちて涼しくなると、いよいよお祭りの雰囲気が濃くなってきました。
出足は遅かったものの、一人一枚に配布する当たりくじベースの入場者が300近くでしたので、結構な数です。
腹話術のおじさんやこどもカラオケ、ヨーヨー釣りに金魚すくい、子供くじ、スイカ割り・・近所の子供たちや家族連れが結構来てくださいました。
お地蔵さんのお祭りは子供の健康な成長を願うお祭りですから、子供たちが来てくれるのはお地蔵さんにとってもうれしいことなのですよね。
灯の入った提灯の列もまたいい雰囲気です。
「慧」のろうそく文字も、チャンと読むことができました。
おまつりの最後は打ち上げ花火。手持ちなので写真はブレブレです(+_+)
本格的なものではないですが、それでも夏の終わりにふさわしい華やかさがありますね。
子供たちが楽しくすごせますように。いじめや辛い思いをすることが無くなりますように。
今年のなつまつりの報告はここまで。