さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

3月の倫勝寺行持日程  梅華無尽蔵

2012-03-05 12:57:16 | 倫勝寺の行事予定

 

 

◎3月の倫勝寺 行持日程

 

坐  禅  会 (於 本 堂)

   11日(日)暁天 朝7時より8時

   13日(火)夜坐 夜7時より9時

 

写  経  会 (於二階和室)
   
   23日(金)午前10時開席・午後2時読経
     
   ☆書きためた写経があればお持ちください

 

◎3月20日 春彼岸会合同供養   

 

◎4月 1日 開講 

倫勝寺講座「伝光録」 参加者募集中

  詳細はお寺、または管理事務所 045-825-2311 まで

 


           倫勝寺住職 馬場義実 合掌

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『老梅樹の忽(たちまち)開華のとき、華開世界起(かかいせかいき)なり。華開世界起の時節、すなはち春到(しゅんとう)なり。』

「老いた梅の木にたちまち花が開く時、花が開いて世界が起こるのである。花が開いて世界が起こるというその時、すなわち春が来るのである」

     

曹洞宗の開祖、道元禅師の『正法眼蔵』「梅華」の巻の一節です。

美しい言葉で梅の花と春と、そして宇宙を解き明かして下さっています。

梅が開くその時に、宇宙が開くのだよ、春となるのだよ。春になったから梅が咲くのではない、梅が咲くその時に春が来るのだ。

        

 

美しい言葉ですが・・・・・なかなか難しいです。

 

春は春でそのまま。梅は梅でそのまま。それを見ているあなたはあなたで、そのまま。ただ、受け入れればよろしい。

そしてそのままで、あるがままにあるのだけれど、あなたは春であり、宇宙であり、梅でもある。

でも、気づかなければ何時までたっても、あなたと梅と宇宙と春は、バラバラのまま。

        


気づくために、一日いちにちをしっかり過ごしましょう。もちろんしっかり坐禅もしましょう

お悟りのきっかけは、それぞれの日々の生活の中にこそあるのですから。

興味のある方は「正法眼蔵 梅華」などで検索してみてください。

       

雪をかぶった梅の華を写そうと思ったのですが、雪はあっと言う間に水滴に変わってしまいました。

裏の小川では、鴨のつがいが仲良く泳いでいます。

メジロも日当たりのよいところで、蜜を吸う梅の品定めをしているようです。

 

今日はここまで。

 



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