◎3月の倫勝寺 行持日程
坐 禅 会 (於 本 堂)
11日(日)暁天 朝7時より8時
13日(火)夜坐 夜7時より9時
写 経 会 (於二階和室)
23日(金)午前10時開席・午後2時読経
☆書きためた写経があればお持ちください
◎3月20日 春彼岸会合同供養
詳細はお寺、または管理事務所 045-825-2311 まで
倫勝寺住職 馬場義実 合掌
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『老梅樹の忽(たちまち)開華のとき、華開世界起(かかいせかいき)なり。華開世界起の時節、すなはち春到(しゅんとう)なり。』
「老いた梅の木にたちまち花が開く時、花が開いて世界が起こるのである。花が開いて世界が起こるというその時、すなわち春が来るのである」
曹洞宗の開祖、道元禅師の『正法眼蔵』「梅華」の巻の一節です。
美しい言葉で梅の花と春と、そして宇宙を解き明かして下さっています。
梅が開くその時に、宇宙が開くのだよ、春となるのだよ。春になったから梅が咲くのではない、梅が咲くその時に春が来るのだ。
美しい言葉ですが・・・・・なかなか難しいです。
春は春でそのまま。梅は梅でそのまま。それを見ているあなたはあなたで、そのまま。ただ、受け入れればよろしい。
そしてそのままで、あるがままにあるのだけれど、あなたは春であり、宇宙であり、梅でもある。
でも、気づかなければ何時までたっても、あなたと梅と宇宙と春は、バラバラのまま。
気づくために、一日いちにちをしっかり過ごしましょう。もちろんしっかり坐禅もしましょう。
お悟りのきっかけは、それぞれの日々の生活の中にこそあるのですから。
興味のある方は「正法眼蔵 梅華」などで検索してみてください。
雪をかぶった梅の華を写そうと思ったのですが、雪はあっと言う間に水滴に変わってしまいました。
裏の小川では、鴨のつがいが仲良く泳いでいます。
メジロも日当たりのよいところで、蜜を吸う梅の品定めをしているようです。
今日はここまで。