令和2年の節分会直後、コロナウイルスの爆発的感染がおこり、彼岸会や施食会など、いろんな行事がリモート開催や中止となってしまいました。
節分会もこの２年間、豆まきもできず、節分寄席と法要のYouTube配信というリモート開催でしたが、
今年は感染者の数も減り、ようやく参詣者のかたがたとともにリアルな節分会を行うことができました。
午後１時からの節分寄席、２時からの大祈祷法要、そして３時からの豆まき、福引抽選会と、
これまでより少し時間を短くしての開催となりました。
当日の様子は、下のリンクからご覧ください。YouTubeにつながります。
(1) 20230203 令和5年 第32回倫勝寺節分会 ※YouTube配信は法要終了までとなります - YouTube
さすがに参詣者の方もコロナに対してまだ警戒感があるのでしょう、以前ほどの賑わいはありませんでしたが、
それでも見知った檀信徒の方々やご近所の方々がお参りや豆まきに来てくださったことは本当にありがたく、
開催してよかった、と心から思った次第です。
ご来山下さった方、ご祈禱を申し込まれた方、配信されたモニターの向こうでお参りいただいた方、皆さま本当にありがとうございました。
今回は祈祷札配布時の時間短縮と混雑を解消するため、申込者のお札や桝は最初から袋に入れて須弥壇前に安置しました。
積み上げた桝がないため、須弥壇周りは妙にスッキリしています。
配信の準備も抜かりなく・・とはいえ、長時間の撮影でカメラが熱を持つと電源が落ちてしまうので上手く冷却をしないといけません。
前回の秋彼岸会では、この熱問題でカメラが動作せず配信できなくなってしまいました。
で、あまり良い方法ではないかもしれませんが、今回はカメラ本体に直接触れないようにして冷却材をつけ、熱問題に対処することにしました。
モニターには温度上昇のマークが出ていましたが、配信が中断することもなく、とりあえずホッとしたことです。
1階の玄関先では検温とアルコール消毒、2階でも消毒を行い対策を致しました。
本堂は換気のため窓を少し開けておいたのですが、天気が良かったせいか、あまり寒くは感じませんでした。
とはいえ、皆さんけっこう重ね着ではあります・・
今回は久しぶりに玉こんにゃくの販売を行いました。
まだ露店を依頼できるような状況ではなさそうでし、露店商さんも動いていないようです。
売り子さんが良かったせいもあると思いますが、唯一の露店、玉こんにゃくはけっこう売れました。
さて、午後１時からの節分寄席。
まずは三遊亭ごはんつぶさん
横浜市緑区のご出身だそうで、親近感がわきます。
ますます磨きのかかった芸をみせてくれた三遊亭司さん。
コロナ前最後の節分にも出演して下さっていた、ウクレレのぴろき師匠。
久しぶりで拝見しました、昭和の香りたっぷりの漫談、イエス玉川さん。
楽屋では皆さん和気あいあいの世間話や、こちらも思わずうんうんと頷いてしまうような人生譚に花が咲いていました。
楽屋の先輩後輩、師匠弟子の語り合いやお茶出しなどが、芸人さんの人生学校なのですね。
法要も終わって、３年ぶりの豆まき。
例年より参加者が少ないとはいえ、やはりけっこう盛り上がります。
そして福引、と続きます。
来場所入幕確実となった武将山関、そして師匠の藤島親方。
芸人さん方もくじを引いてくださいます。
みなさん笑顔になっていただいて、本当に良かった。
最後は今年の皆さんの健康と幸福を祈念しての三本締めで無事に終了。
寄席をコンパクトにしたことで、帰りの時間があまり遅くならないで済みました。
来年のことを言うと鬼が笑うとは言いますが、来年は構成や段取りを変えて、もう少しスムースに節分会全体がすすむようにしたいと考えています。
例年2月3日に行っていましたが、お参りしやすいように開催日を週末に固定するなども考慮していかなければいけません。
春分を迎えるための行事が節分ですので、意味を変えるようなことではいけませんが、参詣者あっての行事でもあります。
皆さんに節分の功徳が行き渡るよう、しっかり熟慮して開催いたします。
（おまけ）
くじをひきながら昨年お亡くなりになられたW八百屋さんのことを思い出しました。
派手な洋服でくじ引きの司会をしてくれていたWさん。
「ラッキー、ナンバー⤴⤴⤴！！！」
の掛け声が、耳元によみがえります。
（Wさんの代わりは誰もできないなあ、Wさんにしかできないなあ）
くじを引きながら、少し涙目になってしまいました。
今日はここまで。
