11月13日、朝まだ暗いうちに倫勝寺を出発。8時半に京都着。
知合いの法衣店さんの軒先を借りて身支度を整え、いよいよ修行道場に出発です。緊張のせいか、網代笠の紐を結ぶ指先が震えていました。
奥田さんが修行僧として入ったお寺は、京都府宮津市にある智源寺専門僧堂。天橋立のすぐ近くにある、由緒ある僧堂です。
奥田さんは僧名「玄明(げんみょう)」として修行の道を歩み始めました。
さあ、これから生と死を明らかにする修行の日々を、しっかりと送ってください。
日本海側にある、福井にも近い宮津市。これからの時期はカニが美味しいんですよ、と昼食を食べた駅前食堂のお姉さんが教えてくれました。
奥田さんは食べられないでしょうけれど・・・
宮津は古い町で、近くには日本三文殊のひとつ、臨済宗の智恩寺等もあります。
もちろん日本三景の一つ、天橋立も。
当日はにわか雨の混じる寒い一日。
宮津の晩秋はこんなもんですよ、と駅前食堂のお姉さんが言っていましたが、修行するにはよい環境。
来月にはいれば托鉢や摂心もあるでしょう。
64歳という年齢での修行は、かなり厳しいと思いますが、どうか一日一日を大事に辦道の道を歩んでいただきたいものです。
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保田や戸塚も日々秋色が濃くなって来ています。
今日はここまで。