※上は臨済宗妙心寺派・福井市の大安寺さま方丈前のもみじ。
今回の団参(団体参拝)は、ちょうど紅葉の一番きれいな時期にあたりました。
あちこち目移りするような美しさのなか、雲水さんに案内されて永平寺の諸堂を拝観してきました。
納経諷経の後、雨が降りだし少し肌寒い気候でしたが、もみじがしっとりしてかえって美しさが増したように感じました。
下は鼓楼と東回廊。大庫院(だいくいん・お台所や会計関係の寮舎のある建物)から中雀門に向かう途中のところで撮りました。
大庫院へむかう階段で。永平寺にはこのような斜めの窓が回廊ごとにたくさんあります。
山門では、雲水さんが仏殿や法堂に向かって深々と礼拝していました。
静寂を感じさせる風景です。
修行時代を思い出します。白い鼻緒のスリッパを履いているので、きっとまだ新参の雲水さんでしょう。
おでんの巾着のような不思議な形をしたこの物体は「雲版(うんぱん)」と呼ばれるもの。
食事の準備が始まったこと、竈に火を入れたことを伝えるために鳴らされています。
雲水だったころ、あまり強く叩きすぎて木槌を壊してしまったことがありました。
わけが判らなくて、ただがむしゃらだったあの頃。 セイシュンの雲水時代。
仏殿裏のもみじ。これがなかなかなきれいなんですね。
法堂前の真紅のもみじの前に影が薄いのですが、甍の色と相まって、なかなか渋い世界です。
で、その相対する法堂前の紅葉
僧堂前から見上げると、法堂前のもみじは下の写真のようにみえます。
軒が深い僧堂や仏殿のせいで、また見え方が違います。
冒頭の写真同様、下も大安寺さまの境内。手入れが行き届いて、とても良い雰囲気でした。
下も大安寺さま。鮮やかなもみじが印象的です。
最後は「越前和紙の里」
中では伝統工芸士の方が静かに、そして凛とした雰囲気の中で紙を漉いていました。
で、ここで一句
「時雨来て一灯ともす紙漉き場」 by rinshou
今日はここまで。
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で、ちょっとおまけ。
昨日は拙僧の誕生日ということで、娘がケーキを作ってくれました。
できたてなので、バックがごちゃごちゃしてますが。記念にパチリ。
ロールケーキとプチシュー、イチゴのエクレア、そして中には大きなアイスが入っています。
うれしいなあ(^u^)
ふーちゃん、ありがとう。美味しかったよ。
この時期の福井は永平寺に限らず、どこも紅葉が非常に美しく、とても幸せな気持ちになれました。
食べ物もおいしい時期ですしね ^_^
娘はいま難しい年頃なので、こんな風にケーキを作ってくれるとは思いもしませんでした。
家人のこころづかいあってこそのことでしょうが、とてもうれしかったです。
ちょっとウルウルしました。
紅葉凄く綺麗ですね
冬は嫌いですが、空気が澄んでいつもの景色も綺麗にみえる所は好きです。
お誕生日だったんですね。
私も娘にケーキなんて作ってお祝いしてもらったら嬉しくて泣いちゃうかも。
寒いので体に気をつけて下さいね。