昨日、相模原で起きた凄惨な事件の被害に遭われた方々、そしてそのご家族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
誤った信条から多くの方々が殺害されたことに、驚きと、そして現代社会の格差が生み出した深くおぞましい病理を目の当たりにし、暗澹たる思いとらわれております。
特にそれが麻薬や覚せい剤の幻覚妄想に起因するものであれば、なおのこと将来が憂慮されます。
関係の方々には心を強くお持ちいただき、事件の背景となった社会の様々なマイナス要因に対処していただきたいと思います。
亡くなられた方には深く哀悼の意を表し、怪我をなされた方々には一日も早い回復を祈っております。
皆さまにみ仏の慈悲のあらんことを、希います。
7月25日、毎年恒例の施食会が開催されました。
午前11時からの永代供養墓「さんぜ」の法要には昨年同様、たくさんの有縁の方々がお参りいただきました。
昨年は酷暑猛暑で、参詣者用のパイプ椅子が熱くて座れないということがありましたが、今年は曇り空で涼しくご供養ができました。
梅雨明け近くになり、さんぜの墓苑は周囲が緑濃くなり清々しさも増してきました。
参詣の皆さまの合掌にも、少しゆったりとした雰囲気を感じました。
午後1時からの施食会法要では、ご法話に富士市慶昌院御住職、磯田浩一老師をお招きし
「津軽三味線じょんから法話~魂を受け継ぐ~」と題してお話をいただきました。
三味線の歴史から、津軽三味線がなぜ叩くような奏法になったか、どのような方々の生活の糧として広まっていったかなど、深く広く津軽三味線についてお話しいただき、
ご自分の経験から、三味線の楽曲とみ仏の教えの共通点をもお話しいただきました。
じょんから節やあいや節、さまざまな曲を弾きながらのお話は1時間半にも及び、多くの参詣の方々の心を深く揺さぶった様子でした。
機会を見つけて、また演奏をお願いしたいですね。
磯田老師、実は世界的に有名なシンガーと一緒にバンドをしていたんだそうです。でギターを弾いていたそうな。
八万四千の法門、といって仏教にはものすごくたくさんの教えの説き方があるといいますが、琵琶法師もあるんだから三味線から入る仏教もあるんだな、と独りごちたことでした。
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雨が続いて、また梅雨に逆戻りかなと思わせる昨今。
ヒマワリやいろんな花も雨しぶきに濡れています。よく見ると、小さな小さな虫や蟻が蜜や水を吸っています。
今日はここまで。