住職の所属する曹洞宗の全国組織があるのですが、先日、東京で会派の会合があり出席してきました。
このまえは緑滴る栃木県那須でしたが、今回は東京の港区。大都会です。
栃木の大会に続いてのお泊り会議になります。
初日は午後からの会議。そして懇親や意見交換会があり、翌日は午前中に会議。
特に2日目の会議は、今後の会派の進むべき方向をおもわせる斬新な試みに感じました。
とはいえ、12年余り続いた所属する会派の神奈川東部支部のお役も、実はこの6月末の総会が最後です。
やれやれ、お疲れ様、と自分に言ってあげたい感じでもあります。
しかし、こういった全国の方が集まる会合でないと気づかないことがたくさんあります。
全国各地、地域ごとにいろんな事情や問題があります。
後継者や過疎はもちろん、都心に立つ宗門のビルの問題、経済の問題、上納金の問題。
そしてそれらすべてに共通するのは僧侶自身の自覚や資質の問題。
わたしたちはどこに立っているのか、どこに向かおうとしているのか。
宗門のかかえる問題は多岐にわたります。
本当にたくさんのことを学ばせていただいた12年間でした。
最後の4年はコロナのせいで充分な学びの機会が奪われてしまった感がありますが、
それゆえに今回の会合は、あらためて有意義と感じられました。
人間は水と同じで、淀んでいると腐ってしまうものだと思います。
お役は終わりますが、今後も機会を作って学びを絶やさないようにしたいと思った2日間でした。
お寺のある場所は隣が戸塚カントリーなので、自然がたくさんあります。
港区とは大違い。
玄関先の壁に動く小さな緑の線。
よく見てみるとカマキリの子供。
しっかり野生の顔をしています。
よく見ると、あちこちの花や葉の下にコッソリ隠れて獲物を待っているようで、何匹かみつけました。
このくらいなら、まだかわいい。
紫陽花は色がだんだん赤っぽくなってきました。
もうおしまいかな。来年また会いましょう、ですね。
鳳倫閣前の蓮も花芽が出始めました。
花が咲くにはまだまだかかりそうですが、今から楽しみです。
このまま梅雨が明けてしまうのではないかと、少し心配になってきました。
水不足にならなければ良いのですが。
今日はここまで。