このところお檀家さんのお弔いが続いています。
お亡くなりになった方ひとりひとりを向こうの世界に送り出すのは、結構エネルギーがいるものです。
葬家の方の故人に対する想いをお伝えし、迷いなく送り出すためにもしっかり法要は努めなければなりません。
8月お盆からずっと続いていていつの間にやらもう10月。
いろんな会議や大事な打ち合わせも欠席です。
昨日今日の一泊二日で伊豆の修禅寺さまに拝登する予定でしたが、残念なことにそれもかないませんでした。
久しぶりに堂長老師の謦咳に接することができると思っていたのですが、仕方ありません。
髭をそりながらふと気づくと、鏡のなかから見つめる私の眼はまるで腐った魚のよう・・・・
朝の坐禅もいつのまにかウトウトこっくりさん・・
これではイカン、と昨日は思い立って仙石原にダッシュしてきました。
仙石原、ススキには少し早かったようですが、田舎の風景にいだかれるように、大きな風景の中で時間を過ごすのもいいものです。
箱根湿性花園ははじめての入園。
トレッキングスタイルの高齢の方々が集合する正門に、ここはこんなに険しい場所かと少しビビりながら中に入ります。
箱根湿原の植生を再現した場所にいろんな草花が植えてあるのですが、整備された公園と違って自然な植えかたですので、なんとなくホッとします。
たとえて言えば、故郷の最上川や寒河江川の河原を散歩しているような感じ。
でも、見たことの無い花や、知ってはいても名前の知らないちいさな花があちこちに咲いていて、気持ちは少し昂ります。
うううう・・・なんてココロ落ち着くいい場所なんでしょう・・固く凝り固まった心が解けていく感じ。癒されます。
坐禅を終えた後の、心の毒がぽろっと落ちた感じに喩えるのは行き過ぎかな。
薄曇りの仙石原。気分爽快になって今度はゆっくり家に帰りましたとさ。
めでたしめでたし。
今日はここまで。
追記
O崎さんに、ふたりしずかじゃなくてトリカブトだよ、との指摘をいただきました。
また、ながぼのしろわれもこう、の名前も教えていただきました。
ありがとうございました😊