倫勝寺月例行持お休みのお知らせ
◎お盆行事のため、7月の倫勝寺行持(坐禅会・写経会)はお休みとさせていただきます。
*8月以降の倫勝寺行持予定から(詳細は別途ご案内いたします)。
①夏休み坐禅会 (於 本堂)
8月1日から5日まで 朝6時半から8時
坐禅20分を2回 朝粥つき
②地蔵盆夏祭り (於 境内、地蔵堂)
8月23日(日)午後4時ころから地蔵盆千灯法要(地蔵堂前)を行います。
カラオケ大会、素人芸能大会などもあります。
③倫勝寺講座 第2節『典座教訓を読む』
第2回: 9月6日(日)
第3回:11月1日 (日)
④大本山永平寺参拝と写経奉納の旅
日程:11月10日(火)~11日(水)(全行程バス)
※福井県内の温泉に宿泊の予定です。
倫勝寺 住職
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倫勝寺講座・第2節『「典座教訓(てんぞきょうくん)」を読む』の第1回が行われました。
去る6月28日、倫勝寺講座・第2節の第1回が行われました。
好評であった、第1節『みほとけのおしえ』(尾崎正善先生)に続いて、今節は曹洞宗の宗祖、道元禅師様の著作「典座教訓」をテキストに開講です。
講師をお願いいたしましたのは、東京都港区清岸院ご住職、川岸高真先生です。
川岸先生とは、住職が永平寺東京別院で副典(ふくてん・典座の補佐)を務めさせていたころからのお付き合いです。
昭和61年9月に東京別院に掛搭(かた・修行のために入寺すること)して以来ですので、もう24、5年にもなるでしょうか、長くお付き合いさせていただいております。
そのころ、川岸先生は別院で副寺(ふうす)という役職をお務めでした。副寺とは禅宗寺院の会計責任者のことです。
典座の私が野菜や乾物、調理道具などを購入すると、領収書や請求書を持って川岸先生のところに行くわけです。
(びくびくしながら)無駄遣いしていないかチェックしてもらい、ギロリとにらまれてOKのハンコをもらい、(ほっとして)お金をお預かりする、頂戴するという段取りでした。
ご飯を作るのは私の役目でしたが、実際の生殺与奪の権利は、副寺さんである川岸先生が握っていたのでありますね。
他にも、コンピュータの使い方を教えていただいたり、また、奥様には俳句をご教示いただいたりと、住職の今の生活に欠かせない様々な面に影響を与えてくださった方でもあります。
今回の典座教訓拝読は、川岸先生が以前、墨田区の区民講座やNHKのカルチャースクールで「典座教訓」の講義を行っていたということから、お願いすることとなりました。
宗門の駒沢大学出身でない(早稲田出身)川岸先生でありますので、難しい宗門言葉を使わずに講義を行ってくださいます。ゆっくり時間をかけて、一つ一つの文節を吟味しながら道元禅師のお言葉を読んでいくとのことです。しっかりと心にのこる講座になることと思います。
さて、雲水をしていたある時期、短期間ですが川岸先生のお寺に居候のような状態のことがありました。その時に「正法眼蔵」を読み合って意見を交わす、拝読会をしたことがあります。
岩波文庫の「正法眼蔵」を漢和辞典、広辞苑だけを頼りに読み込む試みでした。
現代語訳を使わずに、原文に即して読んでいくのはなかなか難しく、意味を測りかねる言い回しなどもたくさんあって、かなり難儀したことを覚えています。
「読書百篇、意おのずから通ず」だよ、とにこにこ笑いながら正法眼蔵を読んだ当時を、鮮明に思い出した今回の倫勝寺講座でした。
次回、第2回目は9月6日(日)、第3回目は11月1日(日)に行われます。
講座は若干の空きがあります。2回目からの参加も可能ですので、ご希望の方は管理事務所までお尋ねください。
合掌の郷・管理事務所 045-825-2311
今日はここまで。
もしかすると、2年くらいかけて読むことになりそうですので、そのうち一度おいでください。
写真は、わたくし、人に教授できるような腕ではありません(カメノ師のほうがはるかに上手です)。でも、少しは知ってることもありますので、そのうち一緒に写真撮りに行きましょう。
ところで、どうしたらお花の写真を、倫勝寺さんのように鮮明に撮れるのか、どこか撮影メニューをいじればよいのでしょうか、それもいつかお教えいただきたいです。