2015年2月28日(土)中山競馬場
春の風物詩とも言える、大久保洋吉先生のマスク姿。
調教師としての最後のパドックには、愛弟子の戸田調教師がお手伝いにいらっしゃいました。
レース後は愛弟子の一人、吉田豊騎手からの花束贈呈。
いろいろ趣味があるので、やりたい事がたくさんおありだそうです。
たまには競馬場にいらしてくださいね!
お疲れ様でした!
…やっぱりこのコンビでのメジロドーベルの活躍が思い出されますね…。
デビューから引退まで、一度も騎手が変わらなかったG1馬って、最近ではほとんどいないですね…。
この吉田豊騎手の腰には、黒いリボン、喪章がついています。
この日。
地下のターフィーショップ脇に設けられた献花台にお花を供えても、記帳しても全く実感がわかず。
今自分は何故、誰のためにこんなことをしているのだろう…
おかしいなぁ…だって後藤さんだよ?
この前まで普通に競馬場にいた騎手の為になぜこんなことをしているんだろう…
と、なんだか心の何処かが麻痺しているような気分でした。
もう競馬場に戻ってこないなんて、今でも信じられないのです。
簡単に、冥福を祈る、なんて言葉を口にするのも難しいと思いました。
そのくらい現実感のないこと。
でも、いなくなったのも勿論現実なのですね…。
後藤浩輝騎手、どうか安らかに。
私達の仕事は、自分の感情を自分の言葉で口にすることが、
殆ど「できない」仕事です。
伝えられなくても理解されなくても、思うことを表現することをあきらめたくないから、
明日からまた、しゃべろうと思うのかもしれません。
今回のことで、そんなことも思いました。