下記の記事をデイリー新潮オンライン様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。
結婚問題への質問が増加
11月30日に56歳となられた秋篠宮さまは、これに先立ち記者会見を行った。小室圭さんのことを「夫の方」「娘の夫」とお呼びになるなど、改めて小室さんへの嫌悪感があらわになったのだ。
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4年にわたり世間を騒がせてきたトラブルを、皇嗣家のご当主はどのように総括なさるのか――。例年にも増して注目された秋篠宮さまの「お誕生日会見」は11月25日、改修中の宮邸に隣接する赤坂東邸で行われた。宮内庁担当記者が言う。
「午前10時から始まった会見は当初、30分の予定でした。記者会があらかじめ宮内庁に提出していた質問は5問で、これに秋篠宮さまが一つずつお答えになったのですが、今回は結婚問題の“総まとめ”であり、我々もお聞きしたいことは山ほどあった。そのため一つの設問にあえて複数の枝問を盛り込み、内容の確認で秋篠宮さまがたびたび問い返されたこともあって、時間は60分に及びました」
実際に5問のうち、眞子さんの結婚に関連する内容は3問にまたがっていた。一連のトラブルが発覚した後に秋篠宮さまが臨まれた2018年から昨年までの会見では、いずれも「結婚問題」についての質問は1問。これに照らせば、今回の会見はまさに“眞子さんシフト”だったといえる。
「週刊誌は作り話を掲載する一方で、傾聴すべき意見もある」
例えば結婚そのものについて尋ねた1問目では、さっそく次の3点が盛り込まれていた。それぞれ要旨を列記すると、
〈(結婚の「感想」で)秋篠宮さまは「皇室への影響も少なからずありました」と綴られたが、どのようなことを指すのか〉
〈皇族としての「公」と一個人としての「私」についてどうお考えか〉
〈眞子さんの体調に影響を与えたと考えられる週刊誌報道やインターネット上の書き込みについて〉
これに対し秋篠宮さまは、概略以下のようにお答えになったのである。
〈結婚にあたり、普通であれば行われていた納采の儀や告期の儀などを行わなかった。これは私の判断だが、このことで皇室の行事、儀式が非常に軽いものだという印象を与えた〉
〈公は私に優先されるものだと思いますが、一方で娘の結婚が「公と私」にあてはまるのか。結婚までの間、彼女は常に公的なものを優先してきていると思う。もし結婚という私を優先させたとしても、結婚を公にしてからすでに4年経っている。それを優先させているというのなら、10年も20年も結婚はできなくなる〉
〈娘が複雑性PTSDになった原因は、おそらく週刊誌とネット両方の記事だったと思うが、週刊誌は作り話を掲載する一方で、傾聴すべき意見もある。すべてを否定する気にはなれない〉
小室さんとの対面での印象「特にない」
続いて、小室さんとの関わりを踏まえた2問目では、
〈眞子さんが米国で新生活を始めたことへのご心境〉
〈(10月18日に)小室圭さんと久々に会われた時の印象やお話しされた内容〉
〈小室さん側に「相応の対応」を求めてこられたが、(10月26日の)結婚会見の内容など、一連の対応をどう受け止められたか〉
といった点が問われたのだが、
「秋篠宮さまは『本人たちがアメリカで生活すると決めたわけですから、それが本人たちにとって一番良いことなんだろうと思っています』と、淡々とお答えになりました。また、小室さんとの対面はおよそ3年ぶりでしたが、宮邸での3時間半余りの滞在中、実際に向き合われたのは20分くらいだったと明かされたのです。会話の内容については『控えたい』としながら、対面の印象は『特にありません』とのことでした」(同)
さらに10月26日の結婚会見については、
「『(質疑なしの)一方向のものではなくて双方向での会見という形にしてほしかった』と述べつつ、『長女も直前までそのつもりだったが、複雑性PTSDもあり、会見中に発作などが起きることも考えられ、難しかったのかなと思う』と仰っていました」(同)
もっとも、小室さんについては手厳しく、
「秋篠宮さまは、わざわざ“夫の方”という呼称を用いて『自分の口からそのことについて話し、質問にも答える機会があったほうがよかった』との付言をお忘れになりませんでした。一連のお答えを通じ、小室さんには一貫して冷淡でいらっしゃいましたが、眞子さんに対しても突き放されるようなトーンが目立ち、“心から祝っているわけではない”といったご心中が、ありありと窺えました」(同)
「結局何も聞こえず終わった」
それは続く3問目でも感じられたといい、
〈眞子さんの結婚までに、ご家族でどのような話し合いをしてこられたか〉
そう問われたお答えは、以下の通りだった。
〈直近になると荷物のことが、本人も私もどうしても気になります。私自身も(眞子さんに)貸していた本があるので、どうしようかという話をしました〉
先の記者が続けて、
「4年にわたる騒動のフィナーレを迎えるご家庭にあって、実に拍子抜けするやり取りです。換言すれば、それまで説得を重ねてきたものの徒労に終わったことで、『今さら何を言っても遅い』といった秋篠宮さまの諦観が如実に表れているともいえます」
実際に、5問のやり取りに続いて記者がアドリブで尋ねる「関連質問」に移ると、にわかに信じがたいお答えが出てきたのだった。
「10月26日、眞子さんが佳子さまにハグされて宮邸を発つ際、どんなお気持ちで送り出されたのかと尋ねたところ、秋篠宮さまは『“元気で暮らしてくれれば”ということを最後に言ったつもりだったが、(上空を旋回する取材の)ヘリコプターの音ですべてかき消され、向こう(眞子さん)も何か言ったのに結局何も聞こえずに終わった』と明かされたのです」(同)
小室文書を論難
あまりにも無情なお別れというほかない。
「あわせて『遠くに送り出されたお気持ちは』と尋ねたところ、『今は世界中どこに行っても連絡を取れる。顔も(リモートで)見られるのでいいのかなと思う』と、変わらず淡々とお答えになられたのです」(同)
娘を送り出した寂しさよりも、ようやく発ってくれたという安堵が上回られたのであろう。一方で小室さんについては、先述の通り不快感をあらわにされており、
「決定的だったのは、関連質問の中の『どういうお考えで結婚の行事を行わない判断をされたのか』というくだりでした。これに秋篠宮さまは、『一つは(金銭)トラブルが解決しなかったこともあります』と前置きして、こう仰ったのです。『この春に“娘の夫”がかなり長い文書を出しました。それは確かに説明をしたということにはなるが、あれを読んでどれくらいの人が理解できるか。私個人の考えとして、あれを読んで皆がすぐに状況を整理して納得できるというものではないと判断し、行事は行わないことにしました』と……」(同)
すなわち、4月に公表された28枚の「小室文書」を“非常に丁寧な説明で理解できた”と評した宮内庁長官とは180度、見解を異にしたことになる。「類例を見ない結婚」の元凶は小室さんにあるというわけで、今となっては“手遅れ感”が否めないものの、女性皇族の門出を台無しにした張本人であると論難なさったのである。
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