下記の記事はNEWSポストセブンオンラインからの借用(コピー)です。
夫となった小室圭さんがニューヨーク州の司法試験で不合格となり、早くも渡米生活に暗雲が垂れ込めた眞子さん。結婚関連の儀式も一時金も辞退したその決断が、図らずも皇室の分断を招いている──。
「私のことを思い静かに心配してくださった方々や、事実に基づかない情報に惑わされず私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に、感謝しております」
10月26日の結婚会見で、眞子さんは真っ直ぐ前を見つめてこう話した。宮内庁担当記者が語る。
「日本国民の象徴としての皇族にあって、『変わらずに応援してくださった方』と限定して感謝を述べた眞子さんの言葉からは、“個人”としての強い意思が感じられました」
小室圭さんの母・佳代さんの金銭トラブル報道など、激しい逆風に晒されながらも、9年越しの愛を貫いた眞子さん。だが、この結婚は皇族のものとしてはあまりにも異例ずくめだった。
眞子さんは約1億4000万円の「結婚一時金」を辞退したが、一時金は皇室経済法が〈皇族であった者としての品位保持に充てるため〉に支給すると定めている。結婚で皇族を離脱する女性が辞退するのは、同制度ができて以来初めてのことだ。
また、女性皇族が結婚する場合、結納にあたる「納采の儀」や結婚の日取りを伝える「告期の儀」など様々な儀式があるが、眞子さんの結婚では行なわれなかった。
とくに関係者を驚かせたのが、天皇皇后両陛下にお別れの挨拶をする「朝見の儀」が行なわれなかったことだ。
他の儀式と異なり、朝見の儀は両陛下が直接関わるもの。『女性セブン』(2021年11月4日号)によれば、天皇陛下の「執り行なうべき」との意向を、秋篠宮さまが押し切る形で儀式の不開催が決まったとしている。ベテラン宮内庁担当記者が語る。
「報道が事実だとすれば、天皇家の意向が秋篠宮家には及ばないことを示しています。そして両家の分断は、眞子さんの結婚を機にこれからより深まっていくことが懸念されるのです」
悠仁さまが即位を辞退したら
秋篠宮家は眞子さんを皇室との縁が深い学習院ではなく、国際基督教大学(ICU)に、悠仁さまはお茶の水女子大学附属中学に進学させた。佳子さまも学習院からICUに転入されている。
皇族としての多忙な公務を務める一方で、秋篠宮家の子息は慣例にとらわれない自由な教育を受けてきた。
だが今回、眞子さんの“個人の意思”を秋篠宮家が尊重したことは、今後の皇室に重大な影響を及ぼす可能性がある。宮内庁担当記者が指摘する。
「焦点となるのが、皇位継承順位2位の悠仁さまの将来です。眞子さんの結婚で一連のバッシング報道を目の当たりにした佳子さまが、“皇室を離れたい”という旨の発言をしたと報じられたこともあり、そのことが少なからず弟の悠仁さまにも影響を与えたはずです。
万が一、将来、悠仁さまが即位の辞退を求めたらどうなるのか。果たしてそのとき、秋篠宮さまはどうご対応されるのか。眞子さんの自由意思が認められたことで、こうしたケースが想定されうる事態になっているのです」
皇室離脱をめぐっては、過去には“ヒゲの殿下”こと寛仁親王(昭和天皇の甥)が「皇室離脱宣言」をする騒動があった。1982年のことだ。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が振り返る。
「あのときは昭和天皇が入江相政侍従長を通じて寛仁殿下を呼び出し、『いい加減なことを言うな』と強く叱責された。以後、殿下は何もおっしゃらなくなった。後に入江さんから『私もドキドキしましたよ』と聞きました」
当時、寛仁親王が皇室離脱宣言をしたのは、「制約の多い皇族から自由になりたい」と切望したからだと報じられた。
「昭和天皇の言葉を受けて皇室に残ったものの、寛仁殿下の離脱宣言は、自分の意思で皇室を離れた眞子さんにも通じるところがある」(神田氏)
2019年5月に皇嗣となり、皇位継承順位1位になった秋篠宮さま自身、〈兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできないです〉との発言が朝日新聞(2019年4月20日付)で報じられており、将来、天皇が退位しても秋篠宮さまは高齢を理由に即位を辞退する可能性が指摘されている。
「悠仁さまの他に継承権を持つのは継承順位3位の常陸宮正仁親王(上皇の弟)だけですが、すでに85歳のご高齢です。万一、悠仁さまも特例を求めて即位を辞退すれば、その瞬間に天皇不在という事態が訪れる」(宮内庁担当記者)
悠仁さまがやがて天皇に即位したとしても、難題は山積みだ。
「将来、悠仁さまに嫁ぐ女性は、“男児を生まなければならない”という強いプレッシャーの中で生きることになります。過去には美智子さま、雅子さまも結婚当初はいわれなきバッシングに晒されましたが、今回の眞子さんの結婚では、小室さん側の事情があったにせよ、家族も含めて配偶者のプライベートがすべて暴かれる怖さも露呈しました。そんな中で、悠仁さまと結婚しようという女性が果たして現われるのでしょうか」(同前)
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