(社)RJAV被災動物ネットワーク  Rescue Japanese Animal Victims 

被災地・殺処分・虐待からの犬猫保護施設。ご支援で一頭一食を!必達・人と動物同行避難

東日本大震災、あの日から2年が経ちました。

2013年03月11日 | お知らせ&活動報告

東日本大震災、あの日から2年が経ちました。
被災地での長期活動の中、行く先々で亡くなられた方々の輝いていた日々を感じずにはいられませ
んでした。

福島県内での10ヶ月に及ぶ被災動物シェルターと福島、岩手両県でのレスキュー、収容動物の治療において、まったく悔いはありません。
それは通って下さったボランティアさん、支援者の皆様のおかげです。
心から感謝申し上げます。

飢えと渇きの中、生き残った生命を自分の手で保護した責任について、もっとできる事はないか、念のため、さらに。を自分に課し、保護動物を一頭も死なせる事はありませんでした。
それは自分への最大の褒美でもありました。
私は阪神大震災の時も10日後から現地駐留し、約一年活動しました。
当時はテントでの活動で、ある日死を覚悟する出来事もありました。

そこから帰った私は37kgで栄養失調、喘息と診断され、数年間笑えない悩みを抱えながら、電気を付けたまま服と靴下をはいて寝る生活が10年以上続きました。
被災された方々が抱えるトラウマには、理解できる事が多くあります。
今回の活動では、健康を気遣ってくれた主人やボランティアさんのお陰で、鎖骨を骨折しましたが特に病気にはなりませんでした。

震災から1年目の昨年、私は何も発信しませんでした。
支援者の方たちと何度も警戒区域に入り活動するうち撮った写真は沢山ありますが、感情のおもむくまま独自のコメントを付けて拡散することに、疑問を持つようになりました。
そこでの暮らしを知らない私が、壊された生活の歴史や他人の財産を勝手に撮影し人にさらす事で本当の事を伝えられるのか。
それが自分の実家だとしたら・・・両親は苦労して家を建て愛着を持って暮らしていました。

動物は人間がどんな人物であろうと、時間をかければ必ず友達になってくれます。
ボランティアの方々にも恵まれ、私達は”ともだち”の彼らを裏切る事なく、一頭一頭を家庭で飼育するように大切にお世話してきました。
終生一家族として迎えて頂ける方からのご連絡をお持ちしております。
代表 佐藤厚子
スタッフ一同

rjav311@yahoo.co.jp



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