2022年NHK大河ドラマは、通算61作目、三谷幸喜脚本X小栗旬X小池栄子主演「鎌倉殿の13人」第43話「資格と死角」見ました。
実朝(柿澤勇人)に嫡男が誕生せず、後継者問題がくすぶっている鎌倉。そこへ、修行を終えた公暁(寛一郎)が京から戻ってくる。鎌倉殿の座を狙う公暁は強い意志を抱き、乳母夫(めのと)の義村(山本耕史)と結託する。一方、義時(小栗旬)と実衣(宮澤エマ)は実朝の言動に不満を抱き、思案していた。そんな中、実朝の相談に対する後鳥羽上皇(尾上松也)の返事が鎌倉に届いた。これに政子(小池栄子)や泰時(坂口健太郎)は…。
タイトルに?しかし、見てみて納得というか最終回に向けて素晴らしいエピソードに仕上がっていて鳥肌立ちまくりです。鎌倉殿になる資格を問うのを柱にして、実朝の思い、公暁の野望を交錯、三浦の企み、後鳥羽上皇の策略、義時の考え、政子の行動、さまざまな、死角を見せてゆく仕掛けは、最終章の展開にしては見事すぎます。実朝暗殺、承久の乱待ち遠しいです。しかし、なぜか、梶原、比企、畠山、和田と滅ぼしてきた義時でも、まだ漆黒の闇には落ちていない気がするのは僕だけかなぁ…
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