事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁。事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで人気の刑事・糸村聡の活躍を描くドラマの第7シーズン、上川隆也主演「遺留捜査」第7話「」見ました。
不動産会社を営む細野(渡辺裕之)が撲殺され、糸村(上川隆也)は彼の左手の爪が右手に比べて短いことと、爪切りを所持していたことに着目。細野は、少年少女の更生施設の建設反対派会長を務め、罪を犯した若者をあしざまに言う動画が炎上していた。反対派副会長の矢島によれば、過激な発言の背景には娘の死があるという。細野の娘は、無免許のバイクにひかれ死亡していた。
遅く出来た子はとにかく愛しいし、何より、子供が、親より先に死ぬこと、悲しいですよね。それも、理不尽な死に方してしまったら親は本当に辛いだろうな。映画やドラマのように復讐なんて簡単にできないですし、でも人間はずっと憎しみと怒りで生きていくなんてできないだろうなって思いますから、渡辺裕之演じる細野が心変わりしたとしても不自然じゃないですよね。それにしても遺作になった渡辺裕之の演技、良かったですよね。今回も、糸村3分間、小田和正のエンディングテーマで涙搾り出されました(笑)
☆☆☆1/2