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シン・ケニーのひとりごと通信

深田晃司監督X木村文乃X永山絢斗主演「LOVE LIFE」




矢野顕子のアルバム「LOVE LIFE」に収録されている同名タイトルの楽曲をモチーフとして、深田晃司監督により映画化された木村文乃X永山絢斗主演「LOVE LIFE」見ました。


再婚した夫・二郎と愛する息子の敬太と、日々の小さな問題を抱えながらも、かけがえのない時間を過ごしていた妙子。しかし、再婚して1年が経とうとしたある日、夫婦は悲しい出来事に襲われる。そして、悲しみに沈む妙子の前に、失踪した前の夫であり敬太の父親でもあるパクが戻ってくる。再会を機に、ろう者であるパクの身の回りの世話をするようになる妙子。一方の二郎も、以前つきあっていた女性の山崎と会っていた。悲しみの先で妙子は、ある選択をする。





毎回毎回深田監督の作品は、どこか居心地が悪くなるのですが、それでも、好きな監督。今回は、団地を舞台にしているので、中二から14年住んでいた団地での生活を久しぶりに見てる気がして、なんか、オープニングから今回は、深田監督、わかりやすいかもと思ったのです…が間違いでした(笑)ある事故をきっかけに、見えてくる日常の歪み、それは、まるで鳩を追い払うベランダのCDみたいに、揺れて、光をさまざまな方向に放つ感じ。ヒロイン妙子の聾唖者の前夫の登場から、光に加えて、日常の音が、不協和音を奏ではじめ、どんな展開になるか、ゾワゾワ感が増してきて、全身で見ちゃいましたね。いつからか目を見ないで話す夫婦は、決してよその夫婦に見えませんでしたし(笑)、誰も人は、孤独を抱えて生きているのに、表面では、気づかないふりをして、見て見ぬふりをしているんだよと深田監督に言われている気がしました。孤独を目の前に突き付けられたとき、その孤独とどう向きあえるのか、さらに愛するとはどういうことなの?と深田監督に問われている気がしましたね。タイトルが出るシーン、矢野顕子の歌が出るシーン好きです。


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