JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

2014.10.04_岡山ロングライド(まとめ)

2014年10月07日 23時28分21秒 | 自転車
※2014.10.04と10.05の記事を合体させ、加筆のうえ、ついでに文章を「過去形」にしました。


先に載せておきますが、今回の全ルートは以下の通り。画像をクリックするとルートラボに飛びます。

2014.10.04_甲子園口から宇野港のフェリー乗場まで


2014.10.04_高松で湯楽温泉へ


2014.10.05_神戸のフェリー乗場から甲子園口へ



さてここからが本文。


【1】出発前夜~出発まで

六甲山ヒルクライムの後、1日(水)に検査入院(※1)に出していたオルカ・シルバーがプロの技で整備されて3日(金)に退院したので、土曜日は岡山へロングライドしてきました。快気祝いってやつです。というか先週の六甲山のブログで「次は平地主体のロングライドがいい」って書いてたとおり、ちょっと遠くに行きたかったんだよね。

※1)前後のディレーラーとブレーキの調整、各部のボルトの増し締めその他全般チェックなどをして頂きました。リアホイールに振れが出ていたので取っておいたとのこと。あと驚いたことに、ハンドル部分のリアディレーラーのワイヤが、フロントライトのブラケットとハンドルの間に挟まっていたらしいです。こないだ一度ブラケットを外したときにやらかしたみたい。信じられないポカミスなうえ、1ヶ月近く気付かなかったなんて(苦笑)。ショップの大将曰く「リアの変速がなんかおかしいと思って、よく見たら不思議なことになってたよ」とのこと。なお整備費用は無料。やはり持つべきは良いショップ。

今回、岡山行きを選んだのは、距離がちょうどいいってことと、1年前の同じ時期にも行ったので再チャレンジという意味合いで。玉野市(宇野港)まで行って四国フェリーで高松に渡り、高松から神戸にジャンボフェリーで帰ってくるパターン。高松で一泊するかどうかは向こうで考えるけど、台風接近中だから日曜日は朝から雨の可能性もある。だから土曜日中に神戸に帰ってきたいというのが本音。

そんなこんなで、去年の経験を頼りに、今回は特段下調べはせず地図も持たず。1年前のブログ記事に、どこで曲がるかとか書いているし、ある程度の記憶も残っているし。そもそも全ルート通じてほとんど国道を走り、最後の宇野港までの区間も1本道。迷うようなところがない。はず(笑)

★1年前の記事はこちら → 岡山リベンジの話(長々と詳細)

というわけで天気予報だけ見て就寝。土曜日は雨は大丈夫そうです。

明朝は4時過ぎに起床。本当は3時くらいに起きて4時ぐらいに出発したかったんですが、なんせ寝たのが1時。3時には起きられなかった。そもそも睡眠不足は事故のもと。とはいいながら結局3時間しか寝てない。大丈夫か?w

しかしここで二度寝すると間違いなくジ・エンド。たしか去年もそんな感じだった(笑)。ひとまず水を飲んでタバコ吸って無理やり気持ちだけでも目覚めたことにする・・・細胞は眠ってるけど。そして気力奮って自転車の清掃。これに取り掛かると気分的にもエンジンがかかってくる。ご近所の迷惑顧みず玄関先でチェーン洗浄と注油、空気入れです。調整はショップでやって頂いたけど、さすがに清掃まではしてもらっていないからねぇ。空気圧は通常どおり前後7.0・・・だけど後輪だけ7.0+0.1程度にしておいた。理由は特にありません。しかしバイクの性格やホイールの性格なのか、それともタイヤの特性なのか知りませんが、7.0より高圧にすると極端に乗り心地が悪くなるんですよ。むしろロングライドの場合は6.5~6.8とかでもいいんじゃないかと思う。

そのあとは風呂でスネ毛沿って持ち物準備。帰りにフェリーに乗るので着替え持参。トレイルランニング用の小型リュックにするか少し大きめのヒップバッグにするか悩むも背中の放熱性を考慮して今回は後者を選択。

・・・清掃から持ち物準備まで、昨日の晩にやっとけよってことばっかりだなw


【2】装備

今回の装備は以下の通り。

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【ヒップバッグ】NorthFaceの6L程度のもの 
着替え(薄手の半袖Tシャツ、薄手のサイクルパンツ、下着はなし)、タオル(30cm×30cm、風呂用)、家の鍵、現金&カード(銀行カード、保険証、免許証。ファスナー付ビニル袋に収納)、スマホ、充電コード、CROPS、補給食(ザバス・ピットインエネルギージェル×1、ウィダーインゼリー・エネルギー×1、ウイダーinバープロテイン・ベイクドチョコ×2)、塩&マルチミネラル錠剤(ファスナー付ビニル袋に収納)、制汗スプレー、タバコ/ライター&携帯灰皿

これらを全部飲みこんでまだ余裕あり。補給食をわざわざ持って行ったのは、近所のダイコクドラッグで「コンビニで買うのが馬鹿らしくなるほど」安く売っているからです(つまりはケチなんですw)。結構重くなったからベルトはガッチリ締めました。

【ツール缶】ELITE BYASI 2段収納ツールボトル
チューブ(ファスナー付ビニル袋に収納)、ハンディツール、タイヤレバー、アームウォーマー

上段(中蓋)は取り外して使っています。

【ボトル】ボントレガー
ボントレガーのボトルは7.5FXを買ったときからの愛用品。柔らかさがちょうど良くて、本当に使いやすいボトルなんです。中身は「勝々MAX」100mLを「ヴァームウォーター(クリアアップル)」で割ったもの

タウリン補給と脂肪燃焼を同時に狙った、多分思いっきり勘違いしたスペシャルドリンクです。それになんだか変な臭いがしたw

ライトはCATEYEのVOLT300。リアライトは買ったばかりの新兵器、ICS CATEYE RAPID 3(フィジークのサドルにワンタッチで装着可能なやつ)。ポンプはスペシャライズドのAIR TOOL ROAD MINI PUMP

服装は完全夏仕様。ショップのオリジナル半袖ジャージにパールイズミのレーパン。SIDIのジェニウス5フィットカーボン メガ(多分)。スペシャの指切りグローブ。ヘルメットはKOOFUのWG-1、サングラスはzerorh+のAngelfish(RH64905)。
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【3】出発~道の駅みつ

なんやかんやで準備が長引いて朝5時40分に出発。心配していたのが、内出血で今も腫れている陰嚢。押さえたら痛いんだけど、ペダリングには影響なくて良かった。気温も寒くなくてちょうどいい感じ。アームウォーマーは使わなくても済みそう。まだ薄暗いので前後ライトを付けて一番走りやすい国道43号線で神戸に向かう。RAPID3は後続車には眩しすぎるかもと思うくらいパワフルに光ってくれました。

そして2号線と合流した先の脇浜町のマクドで朝マック。いつもの「ソーセージマフィン2つ+カフェラテ」で補給完了。

そこからひとまず明石海峡大橋を目指して走る。ところが須磨のTREKフラッグシップストア神戸を越えたあたりで急な腹痛に襲われローソンで軽量化。トイレ利用だけじゃ申し訳ないので袋入りのドライパイナップルを買う。なんか、走っていてふと甘いものが食べたくなった時、ドライパイナップルってすごくいいんですよ。やっぱり果物っていいよね。しかしガス補給(JTに貢献)までして、うーん、なんだか思わぬタイムロス(お前が悪い)。

そのあと風は強いものの順調に走り、気がつけば前方に明石海峡大橋が見えてきました。巨大建造物なので、実際に橋までたどり着くには結構な距離があります。橋をくぐってからはひたすら西明石駅まで漕ぎ、小久保の交差点から国道250号線に。250号線は道幅が広い分、2号線以上に風がキツかった。もう1本南の県道718号線に移ろうか、しかし今更・・・というわけで「走りやすいけど何の面白味もない道」をそのまま進む。常時右斜め前からの強い向かい風でスピード上がらず絶賛体力消耗。オルカって一応エアロフレームに分類されるはずなんですけど乗り手がしょぼいから仕方がない(笑)。そして今日はなぜか異常に尻が痛かった。理由は不明です。まさかタイヤの空気圧が0.1高いだけでこうも変わるのか?それともヒップバッグの荷重が全部尻にかかっているからか?それともホイールの振れ取りをして頂いてスポークテンションが上がったからか?(※2)

※2)「スポークのテンション上げたので効率よく走れるよ」との大将談。

250号線は中筋の交差点で2号線(姫路バイパス)に合流。その先の高砂西ランプを左折(南下)します。曽根の交差点を右折して天川を越えますが、その先の脇道で一時停止をしていた車が、なぜかこちらに気付かずに合流してきたから危うく接触しそうになる。沸点の低いワタクシは「ちゃんと見ろや!轢きたいんか!」とジェントルに叫ぶ。運転手のおっちゃん、明らかにビビった表情でそそくさと走り去る。Shit!

というわけでそのあとも尻休憩(&ガス補給)ついでにコンビニATMで金を降ろしたりして(※3)、結構まったりしながらほぼ中間地点のたつの市「道の駅みつ」に着いたのが10時45分。ジャスト5時間か。結構かかったなぁ。

※3)所持金5,000円ちょいで家を出たので。ロングライドは多めに現金を持って行っとかないと、突発的な事故が起きたときなど対応できんのです。

★道の駅みつ 公式サイト
http://www.totonaya.com/

海を見ながらしっかり休憩を取り(なんか休憩しすぎだな、おい。でも尻が痛いから仕方ないんじゃい!)、セブンティーンアイスを食べました。長時間自転車に乗ってると無性にアイスクリームを食いたくなる。自転車あるある。

新米の試食会もやっていたんで食べたかったんだけど、これ以上ゆっくりもしてられんのでリスタート。


【4】道の駅みつ~伊部東の交差点

道の駅みつから先は海沿いを走る緩いアップダウンのコース。全行程中で一番気持ちの良い区間です。こんな道がずっと続けばいいのになぁ。

市境のちょっとした峠(?)を越えて相生市に入り、これまた去年同様、ペーロン城(道の駅あいおい・白龍城)手前のポート公園でストレッチ。なんかもう芝生の上で寝たい!そんな誘惑を振り切り、塩を舐めて再出発。今回いつもの海塩ではなく食卓塩を持って来たんですが、これは失敗。ただ単に辛いだけで胃がムカムカしてきた。やっぱり海塩などのミネラル豊富な天然塩は甘みがあって味もやさしい。今度からはケチらずにしよう。そうこうしているうちにこの日の最高標高地点となる市境の高取峠を越えて赤穂市突入。峠の自販機がなくなっていた(多分)のはなぜだろう。今回は頂上休憩しなかったから別にいいけど。

そうそう、頂上からのダウンヒルの最中、前方の路肩で茶色いなにかが動いていたので「うわっ、俺の嫌いな犬や!デカいし!最悪や!」と思ったら、これがなんと鹿。向こうも驚いて藪の中に消えていったけど、一歩間違えたら衝突するところでした。確かに播州は近年鹿が増えているとは聞くけど(害虫駆除会社の営業マンも言ってた)、チャリンコ乗ってて遭遇するとは思わなかったです。

ダウンヒルのあとは千種川沿いを進みます。250号線は坂越橋で対岸に渡り、南野中三差路から赤穂市街地へ。塩屋惣門手前のローソンでお握り2つの昼飯です(これがなかなかいいエネルギー補給になったみたいです。やっぱり日本人は米食わなきゃね!)。なお塩屋惣門で250号線は右折ですのでご注意下さい。さてこの赤穂、去年は「走っても走っても赤穂」という滅入った気分だったのが、今回は拍子抜けするほど短時間で横断できました。そして県境の福浦峠を越えて岡山県備前市に。福浦峠も相生の高取峠も去年とは比較にならないほど楽に越えられました。「こんな短かったっけ?」みたいな。ここ最近の山登り効果は素晴らしいですね。

福浦峠を下ると日生の海。そこから東備港~片上湾と海沿いの道をノンストップで伊部東の交差点まで突っ走ります。「そういや去年はここでオルベア乗りの人に親切にして頂いたなぁ」などと思いながらひたすら走る。そして片上交番のあたりで「あれ?これ250号線?なんか道細くない?間違えてへんか?」と思ってグーグルマップ確認・・・OK、間違っていなかった。もうしばらく走ってダイソーやしまむらが見えてきたら、伊部東の交差点はその先です。


【5】伊部東の交差点にて(というかオルカの話)

伊部東の交差点は国道2号線、250号線、374号線(484号線)、更には山陽道が合流し、すぐ南を赤穂線、500m北を山陽新幹線が通過する交通の要所。去年同様、交差点脇にある小さな公園でストレッチ休憩を行いました。そして超適当に愛車を撮影して再び走り出す。

伊部東で超適当に撮った愛車


ロードバイクといえば白基調の方がレーシーなイメージはありますが、これはこれで戦闘マシン的なカラーリングがええやろ!どや!w

ちなみに俺はこの代(2011~2013年モデル)のオルカが大好きで、いや自分の愛車だからってわけじゃないんですが、この「他にない」デザインがとてもカッコいいと思っています。なにより細部のロゴやディテールも決して下品にならないところがとても良い。オルカはこの次の2014年モデルでマイナーチェンジをした後、今年発表の2015年モデルからフレームがガラッと変わります。軽量化を狙ったものであるのは一目瞭然ですが、超つまらないデザインになっちゃったなぁってのが本音。これまでのオルカからマニアックさをすべてそぎ落としたらああなりました、みたいな。ロゴを隠せば「一目でオルカとは絶対にわからない」モデルとなってしまいました。ジャイアント?トレック?なんかそんな感じ。俺のオルカはロゴを全部塗りつぶしても「一目でオルカとわかるデザイン」でございます。

なお、以前のオルベアのHPには、オルカ・シルバーについてこのようなコピーが載っていました。

「Orca Silverは、Orca Goldと同様、実に素晴らしいシルエットを誇り、自転車レースの集団では最も美しいバイクの一つになっています。でも、素晴らしいのはルックスだけではありません。ご存知の通り、レース用に作られたバイクで、ペダルに力をかけると直ぐにその長所が明らかになります。剛性と弾性を追求し、オルベア社Silverカーボンファイバーを採用した設計。最適な動力分配、そしてOrcaの魔法のような乗り心地が得られます。全速力の奮闘が求められるバイクです」

美しいのは同意するけど、それにしたって注目すべきは、

>Orcaの魔法のような乗り心地が得られます

日本のメーカーでは絶対に書かない(思いつかない)言い回し。というか、これは訳した人が相当優秀なんじゃないだろうか。

余談ですが、画像ではボトルとツール缶が干渉しているように見えますが、実際のところわずかに接触しています。これでもボトルケージの穴を極限まで削って随分工夫したんですよ。もちろんボトルケージのメーカーや型番によってこのあたりは異なってくると思いますが・・・オルベア純正のボトルケージなら干渉しないんでしょうかね?


【6】伊部東の交差点~岡山市街地~宇野港

伊部東から250号線は国道2号線との重複区間に入ります。道も広くて走りやすいですけど交通量は多いです。北側を走る新幹線と抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げながら爆走しますが(大嘘)、5~6km走ったところで尻の痛みに耐えかねたのと、ボトルが空だったのでコンビニ休憩。JTのエナジードリンク「ナチュラルセブンエナジードリンク by ルーツ」を飲んで再出発。こんな商品あったのか?と思ったら、9月29日に新発売だったそうな。

岡山市街地までの道は全然面白くないので、信号待ち以外はノンストップで走り続けます。吉井川を越えて岡山市東区に入ってからスピードアップ。やっぱり岡山市の文字が出てくると頑張ろうという気になる。それにプラスして、尻の痛みを緩和するには荷重分散でとりあえずペダルを踏もうと。幸いにして充分すぎるほどの休憩をしてきたため脚にも余力があったみたい。途中で2号線はバイパス化するので分岐して250号線を進みます。この辺から妙にテンションが高くなり、気分だけは岡山市街地までのスプリント。さっき飲んだエナジードリンクのおかげでエナジー限界噴射だぜ!キープレフトをしている車に「中央に寄れ!」との手信号出したり、なんか知らんけどちょっと殺気立ってるし(笑)。巡行33km/hで調子よく進むも、しかしバスの運転の荒さには辟易。追い抜きながら幅寄せですよ。完全に追い越してからハンドル切れよ。殺す気か。死ね!

それに、ロードバイクってのは車体が軽いから横からの風圧には弱いんです。バスやトラックが横をハイスピードで通ると路肩側に押されちゃったり、また吸い込まれそうになったり。今回はトラックは比較的安全運転が多かったけど、岡山の路線バスはホント最悪だったな。

岡山市街地に入り、去年と違って道に迷うこともなく、門田屋敷の交差点に到着(むしろなぜ去年迷ったのか理解に苦しむ)。ここを右折して250号線~2号線~30号線を走るか、もしくは直進して玉野まで県道45号線を進むか。正直どっちでも良かったのですが、去年同様に2号線コースにしました。

岡山市街地はさすがに車が多くスピードが落ち、そしてやっぱりバスがダメだ。我が物顔だよ。ところどころ歩道を走りました。でもって国道30号線に入る手前のコンビニで最後の休憩。ここからはラストスパートという名の残務処理。笹ケ瀬橋を越えてからとにかく単調な国道30号線(※4)をひたすら南下ですが、17時20分宇野港発の高松行きフェリーに間に合わせるため気合いを入れて平地巡行35km/hで頑張る(※5)。麦飯山南~みやま公園の「最後の登り」を乗り越え、田井の交差点からは県道22号線に入って緩やかなダウンヒル。清水橋の交差点から線路沿いのストレートを走り、広潟踏切東の分岐は直進。そして16時40分に宇野港に到着。ここまでの走行距離190km。

※4)なおこの国道30号線、正式には岡山市の大雲寺の交差点が起点ですが(青江の交差点までは2号線との重複区間)、終点は宇野港ではありません。実は宇野港~高松港の海上ルートも国道区間。昔はJR四国の鉄道連絡船が走っていました。現在運休中の「宇高国道フェリー」は、ネーミングからしてまさにそういう意味です。なお国道30号線は高松に渡ってフェリー乗り場から通称「水城通り」として西に進み、サンポート高松玉藻交差点からはさらに「中央通り」と名前を変えて南下し、中新町の交差点が終点となっております。

※5)帰宅後、パソコンでこの日の風向を調べたら、俺が走っている時間帯は見事に北風でした。追い風効果であんなにスピードが出たんだな。160km走ってからの平地巡航35km/hなんて出来過ぎもいいところ、と自分でも不思議だったけど・・・謎が解けた!しかし俺も頑張った!はず!w



【7】四国フェリーで高松へ

さてここから高松行きの四国フェリーに乗るわけです。

★四国フェリー 公式サイト
http://www.shikokuferry.com/

旅客690円、自転車込みだと1,050円。以前、競合していた宇高国道フェリーに乗った時代は旅客390円だったような記憶が・・・しかしそれでも充分安いですよ。

ターミナルの屋外ベンチでタバコ休憩してもうそろそろ乗船・・・って時に無性に腹が減り、「なんかすぐにできるものはありますか?」と飲食コーナーのおばちゃんに尋ねると「冷凍のうどんは切れちゃって・・・フェリーの中でもうどんは食べられますけど」とのこと。「じゃあフェリーで食べますわ~」というわけで、乗船後にうどん注文。しかしまあ船内の飲食コーナーのおばちゃん無愛想すぎ(苦笑)。頼んだのは「スペシャルうどん」で、具はかき揚げ(半分)、おあげさん1枚、薄いかまぼこ2枚、生卵1個、ネギ。スペシャルさはそこまででもなくて(関西の感覚だとスペシャルを名乗るには甘辛く煮た牛肉が入ってなければ!)、かつ麺が全然美味くなかったけど、空腹時に食べると、これがまた生き返る味なんです。食い終わってデッキから海を見ていると、三井造船の玉野事業所かな、4001番の護衛艦が停泊していました。スマホで調べたら「おおすみ」ですね。やっぱり三井玉野が建造所だったようで、今回はおそらく検査か改修だったんでしょう(母港は呉)。

スペシャルうどん


夕暮れの瀬戸内


瀬戸大橋


なお前回入られなかった大浴場、結局今回も入らなかったんですが見学だけしました。3~4人入ればいっぱいでしょうけど、なかなかきれいなお風呂でしたよ。


【8】高松の銭湯へ&ジャンボフェリー

高松に着いたらジャンボフェリー乗り場へ。

★神戸-うどん県高松 ジャンボフェリー 公式サイト
http://www.ferry.co.jp/(よくこんな直球ドメイン取れたなw)

神戸行き19時30分発に乗ろうとするも・・・これがなんと平日ダイヤとのこと!土日祝は特別ダイヤで、16時20分発の次は01時発(※6)なんだってさ!Oh・・・今日中に神戸に帰れると思ったのに!このために逆算してスケジュール組んだのに!なんてこった!

※6)高松16時20分発のジャンボフェリーに乗るには、宇野港14時20分発の四国フェリーに乗らなければならない。フェリー乗場には14時着。となると今回のペースなら甲子園口出発は03時。夜間走行するので余裕を持って02時発。これは辛いw

仕方なしに、とりあえずどこかで風呂と晩飯を・・・と思って、スマホで検索。結果、港から3kmほどの場所にあるスーパー銭湯の「湯楽温泉」に。

★湯楽温泉 公式サイト
http://www.yuurakuonsen.com/

夜で暗いうえに住宅地だから道がとても分かりにくい。川沿いの道も一方通行っぽい。店は見えてるんだけどどうやって行けばいいのか・・・とりあえず勘で進んだらなんとか到着しましたよ。囲いのある駐輪場に自転車を停めて玄関先で一服していると、駐輪場に1台の原付が入って行った。直後に「ドガァ!」って嫌な音が。そして原付のドライバーがなかなか出てこない。嫌な予感がしたから行ってみたけど、特にぶつけられた形跡もなく(※7)。恐らく原付のスタンドが錆びててすごい音がしたんだろう。ピチピチジャージとレーパン&サングラスの男がビンディングシューズ特有の足音を鳴らし超不機嫌な顔でやって来たから、原付の茶髪兄ちゃんはいろんな意味で(笑)ビビッてしまったようで、そそくさと館内に去って行った。紛らわしいんだよ!Goddamn!でも彼は多分なにも悪くない!w

※7)実際どうだったのかはよく知らない。けど外傷はない。ホイールも曲がっていない。

気を取り直して入館です。こちらのお風呂は料金360円とリーズナブル(サウナは別途150円)。ミニタオルは持ってきていたけど、せっかくだから貸しタオル60円を借りました。備え付けのアメニティがないらしくミニ石鹸も購入(30円だったかな)。主浴槽は弱放射性の天然温泉ですが、多分循環ろ過です。寝湯や電気風呂、薬湯風呂に塩サウナなどもありなかなか充実ですよ。やっぱり風呂は良いな。2時間ほどゆっくりするか・・・と思ったんだけど、さっきのこともあって自転車が気になり30分で上がりました。ここでTシャツとハーフパンツに履き替える。塩噴いていないきれいな服は気持ちがいいな(笑)。そして駐輪場チェック。そのあと休憩場のレストランでノンアルコールビール300円とエビフライ&唐揚げ定食800円を食ってフェリー乗り場に戻りました。

本当ならここで23時半まで寝ときたかったぜ!!!

フェリー乗り場手前のコンビニで買い物して、乗り場の自転車待機所にバイクを停めて待合室へ。アルコール度数4%のりんごの酒を飲みながらおつまみを食い、全然面白くないテレビを見ながら暇を潰す。しかし3時間半も待つのかよクソだるいな。迂闊にも録画を忘れてしまったBSプレミアム「 まるごと新幹線~昨日・今日・明日 夢の超特急の50年」(SKE48・松井玲奈さん出演)を流せよ!

それにしても眠い。ベンチはたくさんあるけど全て3人掛けの肘掛付きだから横になって眠れない。かといって座って眠るのも難しい。ビンディングシューズもダルい。そうこうしているうちに隅っこに木製の縁台みたいなベンチがあることに気付き、これなら眠れるんじゃないかと思った矢先、家族連れがそこに座ってしまった。「おいおい、なんでそんなクッションもないところに座るんや!?」と思ってよく見たら、お父さんが赤ちゃんを抱っこしていたんです。そうか、こっち(ベンチ周辺)はテレビやゲームコーナーの音がうるさいから赤ちゃんが目覚めるんだな・・・仕方ないからベンチに座り、時々タバコを吸いに外に出る、の繰り返し。いっそのこと床に寝ようかとも思ったけどそれもかっこ悪いのでやめにする。もうひたすら時間が過ぎるのを待つ。スマホで2ちゃんなど見る。意味もなくトイレに行く。そういうことを延々繰り返す(笑)

そして0時を回った頃に乗船申請書を記入してカウンターでチケットを購入。30分後に乗船。ほんと長かった。

ジャンボフェリーは旅客1,800円が1,990円に値上がりしてました。プラスして自転車500円(さらに深夜自転車料金300円)で合計2,790円。意外に高いもんだなぁ。そもそも自転車の深夜料金なんてあったっけな。しかしこの値段で高松から神戸まで人間1人と自転車1台を運んでくれると考えたら、やっぱりありがたいくらいに安いもんだな。

自転車客は一足早く船に乗れたので、雑魚寝スペースはコンセントのある隅っこの良い場所が確保できました。スマホの充電もできた(なお待ち合い室でも充電できます)。

泥のように眠って、明け方には公共交通機関業界屈指の洗脳ソング「二人を結ぶジャンボフェリー」が流れるも(※8)、それすら無視して寝る。しかしなんかエンジン音やいろんな音がうるさいな。こんなに音でかかったかな。そして相変わらず、明け方に船内がとっても寒くなるのはお約束ですね。

※8)この曲が洗脳ソングと言われるゆえんは、ここぞというタイミングで何度も繰り返し流されるということ以外にも、曲が爽やかで覚えやすく、すんなりと耳に入ってくるというのも原因です。つまり結構な名曲なんですよ。

二人を結ぶジャンボフェリー 歌詞つき


作詞・作曲・編曲:森香
歌:早見にな
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風が恋をはこぶ 海を遠く渡り
二人を結ぶジャンボフェリー
風の中感じる あなたの声感じる
届けてよ ジャンボフェリー

海と空のあいだ 白い海鳥が飛ぶ
どこまでも どこまでも つづいている
白い雲よ 白い波よ この声を伝えて

風が恋をはこぶ 海を遠く渡り
二人を結ぶジャンボフェリー
風の中感じる あなたの声感じる
届けてよ ジャンボフェリー
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本州と四国、もしくは高松と小豆島か、定かではないけど、簡単に言うと海を越えて遠距離恋愛している若い女性の想いを綴った歌であることには間違いない。こう見るとジャンボフェリーも随分と頼もしさの中にロマンチシズムを感じる乗り物に見えてくるではないか。


【9】神戸入港~帰宅

そんなこんなで我らがジャンボフェリーは定刻で神戸入港。雨が降ってなくて一安心。ひとまず市役所近くのコンビニまで走ってトイレでレーパンに履き替え(上はTシャツのまま)、朝飯のホットドッグを食べる。適当に2号線に入って西宮を目指すも、あ、脚に力が入らない。しかもなんだこの向かい風は・・・そうか台風か。朝一発目で身体も重く全然スピード出ぇへん。43号線の緩い登り坂でたった時速18kmしか出ないとか終わってるw

それでも西宮に入る頃にはだいぶん回復しまして、えべっさんの南を通り過ぎる頃には身体が目覚めていました。帰宅してヘルメットやグローブを洗って風呂に入り、昨日有馬のマス池で姪っ子が釣ってきた子マスを3匹食べる。なんでも13匹も釣って、全部塩焼きにして持って帰ってきたそうな。

あとは、ひたすら寝る。

昼前に起きて用事の電話を済ませ、ラーメン作って他にも色々食べる。とにかく腹が異様に減った1日でした。今回の移動距離は計222.8kmでしたのでさぞかし結構なカロリーを消費したことでしょう。

そしてまた、夜まで眠る。

結局、食って寝ての繰り返し、おかげで1kg太りました。嗚呼、まさかこんなオチが待っているとは!全然ダイエット効果のないロングライドでした!



おわり(神門沙樹さん風)


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2 コメント

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サンクスです (Rodoriguez)
2014-10-09 00:47:34
どうもありがとうございます。
バスにも轢かれず無事生還しました。
さすがに月曜日は起きたらビックリするほど疲れてました(笑)
ジャンボフェリーの歌、昔ほど入港時にヘヴィローテーションしなくなったような気がします。
今回は出航時も確か流れなかったような(疲れてたから覚えてないけど)。
あの中毒性の高さは特筆に値しますよね。
もはや年に一度は聞かないと落ち着かない身体になってしまいましたw
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お疲れ様でした (hide)
2014-10-08 18:42:18
ロングライドお疲れ様でした!
ご無事で何よりです!!
ジャンボフェリーの歌、あれ洗脳ソングですよね(爆)
寝ぼけてるハズなのにシッカリ覚えてるんですよね…^_^
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