羊を丸飲みのニシキヘビ、動けなくなり御用 (ロイター) - goo ニュース
久々の衝撃動物ニュースですね。こういうニュース(というか写真)はワクワクするなぁ。gooブログのトレンドランキングでも堂々の1位!リンク先には写真が添付されていますので、ヘビ嫌いの方はご注意下さい。
とかいいつつ、ま、この写真なんですが(笑)
どで~ん!
これはレティック(アミメニシキヘビ)ですよね?といっても皮膚の模様が伸びきっちゃってるから、俺のような素人はハッキリと判別できません。ただ6mというサイズから考えるとやはりレティックでしょうね。インドニシキヘビだとそれこそ記録サイズですから、ちょっと常識的には考えにくい。
さて謎が3つ。
(1) 動けないのに、どうやって道の真ん中まで移動できたの?
(2) 中身が羊って、なんでわかったの?
(3) 下あご裂けてるの?それとも口の内壁?もしかしてヒツジの一部?
まあ深くは考えないことにしますが、(2)についてはもう解剖されちゃったのかな?それとも(3)が「ヒツジの一部」なら、わからんでもないですね。
しかしなんともステキな写真ですね。インパクトあるなぁ。動物、特に野生動物って、大きさといい形態といい、時に我々の想像を簡単に超えてしまいますよね。6mってでかいですよ!長さもさることながら、多分メチャクチャ太い。ヒツジ飲み込まなくても太い。動物って大きくなると横幅が出るから、全長1mのヘビの胴回りがそのまま6倍になるわけじゃないんですよね。丸太並に太いはず。
ニシキヘビって普段はのっそりしてるくせに、攻撃や捕食の際は急に俊敏になるから怖いです。ヒツジも気がついたら時すでに遅しで、グルグル巻きにされた挙句、窒息死させられたんでしょうなぁ。「うわぁ、なんや知らんけど~、俺、締められとるがな~(遠のく意識)」みたいな。あ、よく言われていますけど、大蛇が獲物の骨を砕くってのはガセネタらしいですよ。
ヘビはあごを自由に外すことができ、胸骨がないため肋骨を自由に拡げることができます。だから獲物がこんなにデカくても飲み込めるんですなぁ・・・だからってモノには限度ってもんがあるやろ!あまりの食い意地に感心してしまいます。これは半年分くらいの食料でしょうかね(変温動物は、体温を維持するためのエネルギーは必要としない)。
しかし怖いなぁって思ったのが、警官による捕獲シーンを想像したとき。暴れまわってる大蛇ってのも危険極まりないだろうけど、でーん!と肉塊の如く地面におっちんして、微妙に身体揺らしたり尻尾ばたつかせたりしてるんでしょ?そんなものを捕獲するって、なんだか別の意味で怖い。まさに未知との遭遇。「アナコンダ」を筆頭にヘビ映画は数々あれど、こんなショッキングな写真/映像はなかなかお目にかかれません(「アナコンダ」で飲み込まれた人の顔が、アナコンダの腹に浮き上がるシーンはなかなかでしたが)。警官たちも異様な興奮を覚えたことでしょう。ああ俺も参加したかった!
そういえば、昔「世界丸見え!テレビ特捜部」かなにかで、アフリカの原住民がアフリカニシキヘビを捕らえる、という胡散臭いドキュメンタリーフィルムが放送されました。大変興味深いものでしたので、とても印象に残っています。
アフリカニシキヘビといえば数あるニシキヘビの中でも有数の攻撃性を誇る、まあひとことで言えばとても気の荒いやつです。原住民はどうやってそれを捕まえるかというと・・・ちょっと詳細までは覚えてないんですが、こんな感じだったと思います。
(1) 1人の男の片脚全体を、布キレだか毛皮だかでグルグル巻きにする
(2) 男はその片脚をヘビの住んでいる狭い横穴の中に挿入する
(3) しばらくするとヘビが食いついて脚を飲み込み始める
(4) ひざ上の辺りまで飲み込まれたら、みんなで男を引っ張る
(5) ヘビは抵抗するけど、最後は脚を咥えながら引きずり出される
メチャクチャです。
本当にがっぷり呑まれてましたからね。まさに食うか食われるか!これぞサバンナのパッション!
ただ、チンパンジーですら蟻塚のアリを食うときには道具を使うんだから、人間様的にはもうひと工夫できないものか(´・ω・`)
まあヘビの餌にするような肉があるのなら、むしろそれ食ったほうがカロリー調達の観点からは効率が良いわけで、そう考えるとこの「わが身を餌にする」方法は理にかなっているのかなぁ、と。これがいわゆるエコライフってやつ?それともロハス?
多分ぜんぜん違うな。うん、あからさまに違うわ。
ところでこの狩猟方法なんですが、ヘビの抵抗が激しくて引きずり出せなかった場合、男は片脚を穴に突っ込んだまま動けない(もちろん穴の中ではヘビに咥えられている)ので、とても危険なんだとか。当たり前やろ、生きたまま脚だけじわじわ消化されるわ。嫌すぎですw
このアフリカニシキヘビやヒツジを飲み込んだ冒頭のアニメニシキヘビ、そして南米の怪物アナコンダなど、大蛇というものは凶暴な種類も多いのですが、インドニシキヘビ(※)などは結構おとなしいらしい。旅番組とかで東南アジア行った女性レポーターがヘビ使いのオッサンに首からヘビをかけられるシーン、あれはたいがいインドニシキヘビの類です(ただし日本では危険動物指定=飼育に許認可が必要)。
※)ポピュラーなバーミーズ(ビルマニシキヘビ)はインドニシキヘビの亜種。つまりインドニシキヘビが基亜種。
また大蛇の中でも、中南米に住むボア=コンストリクター(ボア、ボアコン)は特におとなしいらしく、以前こちらで紹介したビバリウムガイドには「偶然が重なったたった1件の事故のために危険動物に指定されて云々」みたいなことを書いてありました。
偶然が重なったたった1件の事故とは、多分これのことでしょう。
でもこれ、おばあちゃんがちゃきちゃきで、なんとなくユーモラスではあります(笑)
というわけで、ヒツジを飲み込んだ大蛇の話からどんどん深みにはまっていきましたが、最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
参考)アミメニシキヘビ
参考)ボア・コンストリクター
久々の衝撃動物ニュースですね。こういうニュース(というか写真)はワクワクするなぁ。gooブログのトレンドランキングでも堂々の1位!リンク先には写真が添付されていますので、ヘビ嫌いの方はご注意下さい。
とかいいつつ、ま、この写真なんですが(笑)
どで~ん!
これはレティック(アミメニシキヘビ)ですよね?といっても皮膚の模様が伸びきっちゃってるから、俺のような素人はハッキリと判別できません。ただ6mというサイズから考えるとやはりレティックでしょうね。インドニシキヘビだとそれこそ記録サイズですから、ちょっと常識的には考えにくい。
さて謎が3つ。
(1) 動けないのに、どうやって道の真ん中まで移動できたの?
(2) 中身が羊って、なんでわかったの?
(3) 下あご裂けてるの?それとも口の内壁?もしかしてヒツジの一部?
まあ深くは考えないことにしますが、(2)についてはもう解剖されちゃったのかな?それとも(3)が「ヒツジの一部」なら、わからんでもないですね。
しかしなんともステキな写真ですね。インパクトあるなぁ。動物、特に野生動物って、大きさといい形態といい、時に我々の想像を簡単に超えてしまいますよね。6mってでかいですよ!長さもさることながら、多分メチャクチャ太い。ヒツジ飲み込まなくても太い。動物って大きくなると横幅が出るから、全長1mのヘビの胴回りがそのまま6倍になるわけじゃないんですよね。丸太並に太いはず。
ニシキヘビって普段はのっそりしてるくせに、攻撃や捕食の際は急に俊敏になるから怖いです。ヒツジも気がついたら時すでに遅しで、グルグル巻きにされた挙句、窒息死させられたんでしょうなぁ。「うわぁ、なんや知らんけど~、俺、締められとるがな~(遠のく意識)」みたいな。あ、よく言われていますけど、大蛇が獲物の骨を砕くってのはガセネタらしいですよ。
ヘビはあごを自由に外すことができ、胸骨がないため肋骨を自由に拡げることができます。だから獲物がこんなにデカくても飲み込めるんですなぁ・・・だからってモノには限度ってもんがあるやろ!あまりの食い意地に感心してしまいます。これは半年分くらいの食料でしょうかね(変温動物は、体温を維持するためのエネルギーは必要としない)。
しかし怖いなぁって思ったのが、警官による捕獲シーンを想像したとき。暴れまわってる大蛇ってのも危険極まりないだろうけど、でーん!と肉塊の如く地面におっちんして、微妙に身体揺らしたり尻尾ばたつかせたりしてるんでしょ?そんなものを捕獲するって、なんだか別の意味で怖い。まさに未知との遭遇。「アナコンダ」を筆頭にヘビ映画は数々あれど、こんなショッキングな写真/映像はなかなかお目にかかれません(「アナコンダ」で飲み込まれた人の顔が、アナコンダの腹に浮き上がるシーンはなかなかでしたが)。警官たちも異様な興奮を覚えたことでしょう。ああ俺も参加したかった!
そういえば、昔「世界丸見え!テレビ特捜部」かなにかで、アフリカの原住民がアフリカニシキヘビを捕らえる、という胡散臭いドキュメンタリーフィルムが放送されました。大変興味深いものでしたので、とても印象に残っています。
アフリカニシキヘビといえば数あるニシキヘビの中でも有数の攻撃性を誇る、まあひとことで言えばとても気の荒いやつです。原住民はどうやってそれを捕まえるかというと・・・ちょっと詳細までは覚えてないんですが、こんな感じだったと思います。
(1) 1人の男の片脚全体を、布キレだか毛皮だかでグルグル巻きにする
(2) 男はその片脚をヘビの住んでいる狭い横穴の中に挿入する
(3) しばらくするとヘビが食いついて脚を飲み込み始める
(4) ひざ上の辺りまで飲み込まれたら、みんなで男を引っ張る
(5) ヘビは抵抗するけど、最後は脚を咥えながら引きずり出される
メチャクチャです。
本当にがっぷり呑まれてましたからね。まさに食うか食われるか!これぞサバンナのパッション!
ただ、チンパンジーですら蟻塚のアリを食うときには道具を使うんだから、人間様的にはもうひと工夫できないものか(´・ω・`)
まあヘビの餌にするような肉があるのなら、むしろそれ食ったほうがカロリー調達の観点からは効率が良いわけで、そう考えるとこの「わが身を餌にする」方法は理にかなっているのかなぁ、と。これがいわゆるエコライフってやつ?それともロハス?
多分ぜんぜん違うな。うん、あからさまに違うわ。
ところでこの狩猟方法なんですが、ヘビの抵抗が激しくて引きずり出せなかった場合、男は片脚を穴に突っ込んだまま動けない(もちろん穴の中ではヘビに咥えられている)ので、とても危険なんだとか。当たり前やろ、生きたまま脚だけじわじわ消化されるわ。嫌すぎですw
このアフリカニシキヘビやヒツジを飲み込んだ冒頭のアニメニシキヘビ、そして南米の怪物アナコンダなど、大蛇というものは凶暴な種類も多いのですが、インドニシキヘビ(※)などは結構おとなしいらしい。旅番組とかで東南アジア行った女性レポーターがヘビ使いのオッサンに首からヘビをかけられるシーン、あれはたいがいインドニシキヘビの類です(ただし日本では危険動物指定=飼育に許認可が必要)。
※)ポピュラーなバーミーズ(ビルマニシキヘビ)はインドニシキヘビの亜種。つまりインドニシキヘビが基亜種。
また大蛇の中でも、中南米に住むボア=コンストリクター(ボア、ボアコン)は特におとなしいらしく、以前こちらで紹介したビバリウムガイドには「偶然が重なったたった1件の事故のために危険動物に指定されて云々」みたいなことを書いてありました。
偶然が重なったたった1件の事故とは、多分これのことでしょう。
でもこれ、おばあちゃんがちゃきちゃきで、なんとなくユーモラスではあります(笑)
というわけで、ヒツジを飲み込んだ大蛇の話からどんどん深みにはまっていきましたが、最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
参考)アミメニシキヘビ
参考)ボア・コンストリクター