JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

自転車後進国・日本

2012年06月17日 23時45分09秒 | 自転車
今日は2ヶ月ぶりに散髪に行って来ました。

昨年末に、長年通っていた理髪店が、ご主人の病気のため廃業となったので、家から徒歩1分のところにある店に通うようになりました。通うようになってから知ったんですが、高校時代の後輩が二代目をやっているのです。といっても高校時代は面識なかったですけど。

ご主人が2階で二代目が1階の担当。俺は最初に行ったときに2階で切ってもらったので、以来ずっとご主人の世話になっていますが、次回は二代目に切ってもらおうかな、と思っています。別にご主人に不満はありませんよ。

今日は散髪が終わった後にコーヒーを御馳走してくれたりと、なかなかいいお店なんです。

で、散髪が終わった後に、家ですね毛を剃って(笑)、チャリンコで出発。今日は芦屋浜に行ってきました。埋立地をグルグル回って、釣り人の様子を眺めて、1時間半ほどで帰ってきました。25~6kmののんびりしたサイクリングでした。

往路はサドル高を2cm下げてみたんですが、さすがにこれは低すぎた。帰路は1cm戻したんですが、まあこれくらいが良いのかなぁ。まだまだ納得いくポジションは出ないですね。

ママチャリなどの軽快車しか乗らない人は「たった1cm」と思うかもしれませんが、明らかに違いますよ。ちなみにプロは1mm単位で調整ですからね。


そういや、以前から気になっていたことがあります。

自転車といえば、交通ルール。これを守らなければならない。そりゃ俺だって時々はやらかしますけど、基本的には守らないといけません。なんで「基本的」と書いたかというと、自転車は位置付けがあいまいすぎて、馬鹿正直に守ってたらストレスが溜まることもままあるわけで。

さて、次の画像をご覧ください。少し見にくいかもしれませんが。



これは、甲子園口駅の南口から2号線に向かって伸びる、甲子園口本通り商店街の画像です。正式には県道340号線と言いまして、甲子園口駅前~国道2号線の上甲子園交番前交差点まで伸びており、そこからひとつ東の上甲子園交差点に向かい(国道2号線との重複区間と言うのかな?)、そこから南下して甲子園球場を越えて海のドン付き、鳴尾浜公園前三叉路までが全ルート(のはず)です。

2号線以南は片側2車線の両側通行なんですが、甲子園口駅から2号線までの間、つまり前述の本通り商店街区間は、南下オンリーの1車線なんです。

先出の画像は、駅方面から2号線方面に向かって撮影したもので、つまり画像奥側に向かって一方通行なんです。そして両端に狭い歩道がある。

俺は、2号線から甲子園口駅に向かってこの道路を自転車で走る時、つまり画像の奥から手前に向かう時、いったいどこを走ったら良いのかさっぱりわからないんですよ。俺がわかってないだけなのかもしれませんが。

車道を走ると逆走になるでしょ。歩道は、本来はダメだけど現状黙認されてるから徐行くらいはかまわないだろう。だけどここの歩道は幅が2mあるかないかでとにかく狭い。チャリで走るのははばかられるんですよ。歩行者も少なくないしね。

そこで気になるのが、車道の両脇に引かれた白い実線。この線はいったい何なのだ。この線を境に、車道を歩道の間に幅1mほどのエリアがある。車道の両側にある。

路側帯かな、と思って、路側帯とはそもそもなんぞや、ということを調べてみました。

路側帯(wikipedia)
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路側帯(ろそくたい)は、道路交通法で定められ関連法令で使われている用語で、道路交通法第2条で「歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう。」と定義されている 。歩行者の安全のために、歩道がない道路又は道路の歩道がない側に設置され、車道と分離することにより基本的に歩道と同様に扱われる。道路交通法第17条の「歩道等」には、歩道と路側帯が含まれている。高速道路など歩行者の通行が禁止されている道路においては、「車道の効用を保つため」に設置される。外見から車道外側線や停車帯と混同されることがある。
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つまり、歩道があるなら路側帯ではないとのこと。

じゃあ車道外側線とは何か。

車道外側線(wikipedia)
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通常はペイントにより白の実線で引かれている事が多い。
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車道外側線は、車両が通行するときに、端によりすぎると危ないからこの線の右側を通ってくださいね、というような目安を示す事を目的とする区画線である。
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車道外側線(以下、ペイントにより白の実線で引かれているものに限る。)のある路端側に歩道が無い場合に限り、この線から外側(路端寄り)の部分は、路側帯の道路標示とみなされる(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令第7条)。そのため、車両の通行は原則として禁止される。原則として軽車両は路側帯を通行でき、歩行者は路側帯を通行しなければならない(通行禁止の道路を除く)。
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一方、路端側に歩道が有る場合には路側帯とはならず、通常の側帯となる。
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うーん、どうも車道外側線っぽいんだけど、しかしここの車道には左右に実線が引いてあるんです。車道外側線なら、左側だけで良くないですか?

ちなみに停車帯というのは、こんな感じ。

停車帯(wikipedia)
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停車帯(ていしゃたい)は、道路構造令で定められた日本における道路の設計に関する用語で、主に都市部の道路で駐停車の多い区間において、「主として車両の停車の用に供するために設けられる帯状の車道の部分」(道路構造令第2条の14)を指す。
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停車帯が左右にあるってのもおかしいよなぁ。

そんで、行きついたのが路肩。

路肩(wikipedia)
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路肩(ろかた、英:Shoulder)は、道路の主要構造部を保護し、又は車道の効用を保つために、車道、歩道、自転車道または自転車歩行者道に接続して設けられる帯状の道路の部分をいう。
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道路構造令第八条4では車道の右側の路肩の幅員も定められている。
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というわけで、この車道の左右両端に引かれた実線と歩道の間のスペースは、「路肩」であることがわかりました。よくわからんけど、たぶんきっとそうなんだ。

しかし、それで疑問が解けたわけではありません。そもそも路肩をチャリンコで通行していいのかどうか。いや、この際、厳密な話はやめよう。日本の道路事情を考慮すると、左側の路肩を通っても罰が当たることはないだろう。俺だって他の道路ではチャリで路肩を通行しますよ。それが路肩なのか停車帯なのかなんなのかは知らんけど、要は実線と歩道の間のスペースです。

ややこしいのは、この道路が一方通行ということ。左の路肩はいいとして、右の路肩はどうなんだい。

多分、右の路肩はチャリンコは通れない。捕まらないだけで、きっとダメだと思う。でも実際には通っている人はたくさんいる。甲子園口本通り商店街は、一方通行の車道を挟んで、左の路肩も右の路肩もチャリンコが北から南に向かって並走している。

では北上するチャリは・・・左側の路肩は絶対にダメだと思う。明らかに逆送だろう。右側の路肩は・・・これも逆送だろう。つまり車道を南から北へ自転車で走ってはいけないってことでしょう。

結論としては、歩道を徐行する以外は、南から北にチャリンコで通行するな、ってことやね。まあ一方通行の車道である以上、路肩を含めどこを走ろうが逆送には変わりないという当たり前の結論ですな・・・法を厳守する限りは。

まあでも、実際の道路事情を考えると、ちょっとくらいええやんけ、と思ってしまいますがね。この商店街の南端、つまり2号線と交差する地点に交番があるんですが、もしそこのお巡りさんが、2号線から本通りに入って北上する自転車に対し「一方通行だから走ってはいけません!」と注意しようものなら、多分1日何十件もトラブルが発生するんだろうなぁとは思います(笑)

その他にも、自転車で車道を走っていると、これはどうなんだ、この場合はどこを走ればいいんだ、と思うことが多々ある。それは原付に置き換えてみるとたいてい解決するんだけど、それでもやっぱり、イマイチよくわからないことは多々ある。

例えば、三車線の道路があって、左側が左折レーン、真ん中が直進レーン、右側が右折レーンの時、自転車が交差点を直進するときはどのレーンのどこを走ればいいのか、とかね。また同じ交差点を右折するときは、原付のように二段階右折をするのか、またその場合も左折レーンを直進していいのか。それとも左折レーンに入るまでに歩道に乗り上げて、横断歩道を通って交差点を越えてから信号待ちをして、また横断歩道を通って交差点を横切るのか。それともそもそも直進してはならないのか。

誰か自転車ルールをわかりやすく、かつ事細かにまとめた事例集を出してくれないかなぁ。

自転車は車道走行が原則といっておきながら、実際の車道の多くが自転車走行を前提に作られていない上に、軽車両に対する法適用があいまいすぎるから、こういう疑問が発生する。歩道における自転車と歩行者の事故が増え、自転車レーンの設置が望まれているわけですが、実際に自転車レーンを作っても、そこを時速10kmで日傘差しながら走るママチャリおばちゃんと時速30kmで走るロードバイクが共存できるはずがない。だから一番いいのは、西宮市役所前の国道2号線のように、歩道に自転車通行可能帯を設けて「車道通行が原則だけど、車道走るのが怖い人は歩道に設けた自転車通行帯を通ってね」方式。だけどそんな広い歩道なんてそうそうないんだ。

まあ、現状は、あんまり深く考えないでおこう、ってことになりますかね(苦笑)


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