新! ロクエフの部屋 店舗大工の暇つぶし?

雑記、写真が中心です。以前はZRX1100乗りでしたが、今の愛機はPENTAXのK-70です。

まぁ 想像してた通りだった…

2022年10月09日 | 日記・つぶやき

古民家買おうかな な~んて思いまして、平日に内見に行ってきました。

あまり細かな事書くとどの物件かわかってしまうので書きません。 割と生活に便利のいい場所ですが、土地だけで170坪位あります。

 

とても街中にあるとは思えない趣のある外観


いろいろと道具を持ってきたので早速チェック。 因みに作業服で現地入りしました。



外周チェック。 隣の家と恐ろしく近いし雨どい共通って


もっと詳しく調べましたし写真も沢山撮りましたが近隣が写っていたり等々の諸事情で載せません。


あぁこんな所に住みたい


玄関は金木犀の香りでいっぱい


この広縁で日向ぼっこがしたい


広縁からはのどかで広~い敷地が広がります。 右に写っているのはこれまたでかい物置。


こんなに敷地が広いのに車は1台止めるのがやっと…


中も趣があってよろしいです。


電線も古 ガイシ(白いヤツ)使ってるし


床の間の懐中電灯の奥、壁が壊れている所から見えるのは先程の波トタンの外壁です


天井ですが、雨漏りを簡易的に塞いだのでしょう


室内から外を見ると雰囲気いいんですが… ん? 左に傾いてるか?


大黒柱と思われる柱の柱右面から100mmのところにスケールをあててレーザーを照射! 


床から1800mm位では… 約30mm寝てます…(傾いているって事)


同じ柱の90°違うところも図ってみよう、今度は柱左面にレーザーを合わせて…


26mm寝てる… (寝てる➡傾いてる)


柱と壁が上にいくほど開いてる…



つまりこの家は、家を正面から見て右奥方向に傾いているって事になります。

長い歳月で地盤が沈下して土台が下がったり、家自体が傾いたり(創建当時と今では建築基準法が違うので、耐震強度に対する考え方も違う)理由は沢山ありますが、
古民家ってこんなものだと思いますし、ほぼほぼ想像していた通りでした。

この家を購入してリフォームするとなると、
※ 土台のジャッキアップによる縦方向の沈みの直し 
※ フッカーやワイヤー、鎖等を使って横方向の直し(傾いた柱を起こす → 建て起こしといいます)
これらを施し、水平垂直を直してからのリフォーム作業となります。

家の傾きを直さずに床や天井を水平に施工してしまうリフォーム業者もいるみたいですが… 俺は嫌だな

リフォームだけなら一人で3~4ケ月位で下地から仕上げ(フローリングや塗装や左官等)までやるつもりでしたが、
この状態を直すとなると、一人作業開始までに応援を頼まなければ(+1ケ月)厳しいかも…
自宅リフォームばかりやるわけにもいかないし

すごく雰囲気があってお気に入りの古民家でしたが、今回は諦めるか


【古民家購入を検討する方(一般中古住宅も同じですが)】
内見する家を見ると心が高揚してしまうのは理解できますが、冷静に1時間以上かけての内見をお薦めします。
※ 買い物はしやすい場所か。
※ 固定資産税はいくらくらいなのか。
※ 自治会費はいくらくらいなのか。
※ 車は止められる? 引っ越し業者の車も敷地まで入ってこれる?
※ 下水は接続済み or 敷地内に引込済み
※ 都市ガス or プロパンガス
※ 電気は何A? (分電盤見れば確認出来ます)

内見前に最低でもこの位は不動産屋に質疑回答を頂いてから内見した方が建物に集中出来るでしょう。

DIYって方もいると思いますが、電気、水道、ガス工事は基本的に有資格者工事ですし、
素人がジャッキアップや建て起こしをやろうと思っても構造を分かっていないと難しいです。

古民家に憧れて住むならば、プロにお願いするか自分がプロになるかどちらか二択

 

って事で、決め打ちに近い気持ちで内見にきましたが想像が当たって気が抜けてしまったので少し観光



またまた来ました善光寺って、この時点で長野で内見した事バレバレだ


こんなのやってるんですね。


初めて山門の上に登りました


長野市が一望


そして善光寺も


有名な八幡屋磯五郎の七味缶 のベンチです。


ネクスコ東日本の『信州めぐりフリーパス2022(首都圏出発プラン)』で来たので、往復の高速代は¥8,700で済みました