「言葉で表現できなくなった時に音楽、芸術が始まる。」
現在、僕の創作活動の根底にこの言葉があります。
ドビュッシーの言葉が元になってます。
自分の気持ちの奥の奥にある、僕たちが習った言葉では表現出来ない気持ち。
気持ちみたいな、、、なんか塊みたいな何か、、孤独と言うにはあまりにも深く広く長く、いくらでも湧いてくる後悔や力不足や、、どこか満足すらしているような、、やっぱり何か表せないものがありますよね。
最近は一芸術家の端くれとして、そんなものに向き合っています。
冬なのでそんな気分なだけかもしれませんけどね。まあとにかく寒いし染めするには水が冷たすぎるし笑
この作品を仕上げて、眺めていて、「雪 花 夜」とタイトルが浮かんで、そう付けました。
その次の日に本当に偶然Twitterで見かけたこのゴッホの作品が「星 月 夜」だったのを知りました。
どこか似てなくもないし、言葉を超えて何かを伝えてくるものは同じような波動を感じます。
あ?ゴッホと自分を同じにすんな調子乗りすぎだろって?
ふふふ、救いようのない阿呆だな君は。
ゴッホは存命中には1枚しか絵は売れなかったという話もあるんですよ。
僕の染めは既に累計で2千万円は確実に販売しているんですよ。
だからってゴッホのレベルかは勿論分かりませんが、今後そのくらいの価値が出ないって決まったわけじゃありません。
勿論、そんなことはどうだって良くて、何か根底にある波動が同じようだと言ってるだけです。
その言葉に出来ない、なのに誰もが隠し持っている感情を芸術として表現しようとしていくなら、
僕の作品も後世に何かを伝えていってくれたら嬉しいなあって思います。
日本人はよく誤解してる気がしますが、芸術ってのは理屈や正義やら悪やらの理論の外にあるもんだと思います。
そんな小さいもんでも大きいもんでもないんじゃないかなあ。
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