2007/09/15

そういえば十代の頃、金髪を逆立ててズタズタジーンズ気取って、宇宙一カックイイつもりで歩いてた頃の事。
ちなみに今でもそれが１番カックイイと思ってるが、体型がついていかないのだ。
さらにちなみに、今でもパンク～ロックンロールの連中が必死にカッコつけてて実に頼もしいが、妙に666だわ何だわブランドで身を固めてる、追い求めてる。その時点でパンクもロックンロールからも百万光年は離れてると思う。
世界中どこだって歩いていける、ボロボロでもまだ跳べるワークブーツがあれば良いのだ。怒髪天をつく髪を逆立てるワックスかディップがあれば良いのだ。パンクからすら自由であるパンクであれりやがれ！さもなきゃくたばっちまえ！
さて話がそれまくったが、まあそんなナリでいつもの職業安定所に通ってたわけだ。
ある日、ちょっと良いかなって思える会社があって問い合わせてみると、今すぐ来いと言う。
いや今はマズイ。この格好はマズイだろう。そう言ったが、なんでも良いから来いと言う。
どうでも良いかと観念して、その足でその会社へ面接に行った。
加えて書いておくけど、リーゼントが全盛のその時代、スパイキーヘアはまだまだ富山の田舎では激珍しいものだったのだ。破れたジーンズなど考えられない頃だ。
で、面接は一発合格。「う～ん若いな。合格！明日から来てくれ！」という話だった。
今思えば大変ありがたい事である。
後から聞いたら格好は馬鹿だけど、第一印象で決めてくれたらしい。
この会社にはそれから長く、海外への旅を始めるまでずっといた。
おかげで営業的な事から製造過程、商品価値について、ちょっとした大工仕事、大型トラックの運転まで学ぶ事が出来た。
全てにおいていわゆる役立たずであったが。役立たずだと思えたからこそ、出来るようになった事もたくさんある。自分がたいした事ない奴だとわからなければ、何も始まらないのだ。
という事は、何も始まってない人はうっかり自分がたいした奴だと思い込んでる可能性がある。つまらんだろう。気の毒に。
何か始まってる人は、たまに調子に乗ったり反省したりしながら、次へ。左足で一歩一歩歩きつつ、右足で跳べ☆☆
しかし、こんなエラソーにblog書いてりゃ俺も勘違いしてる可能性がある。はっ！！だから今だにmixiの誘いがないんだな！なんて気の毒な俺。